グリード(1924) の なるせたろう さんのクチコミ・感想

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グリード(1924) の なるせたろう さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グリード(1924)
製作国
上映時間100分
ジャンルドラマ,サイレント,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
あらゆる映画のナンバー1『グリード』。  この映画のオリジナルは本当は一体何時間何分あるのだろうか?今観ることのできる最長のバージョンは何時間何分あるのだろうか?  私が観たものは、確か100分にも満たなかったはずである。したがって、「本作を観た」とは正確には言えない。観たのはこの映画の”断片”に過ぎない。  ただ、幸運だったことに、本作(の断片)を観たのは、十数年前に青山にある草月ホールで行われた特別上映会。しかも、故淀川長治氏の解説付き。  本作の魅力については、すでに様々な所で氏から聞かされてはいたが、この日はちょっと違った。氏は、いつにもなく興奮し、大きな身振り手振りで、今から上映するこの映画(の断片)の見処を余すことなく我々観客に伝えてくれようとした。普通の映画なら、もうこれでアウトである。映画の天才語り部・淀川氏の解説が醸し出す映画の魅力が、作品本来の魅力を遥か凌駕してしまうことが度々あるからである。そのおかげで、私はどれくらい割りを喰ってきたことか(笑)。  だが、本作は違った。腐っても鯛、いや相手は映画史上最強の横綱『グリード』(の断片)である。冒頭からすでにスクリーンに投影される映像の途轍もない存在感に圧倒される。物語やキャラクターも強烈だが、何よりも画の迫力が凡百の映画とは訳が違う。耳にタコなほど聞かされていた有名な死の谷のラストシーンも、非常に鮮烈であった。ゆえに上映が終わった後しばし放心状態、汗びっしょり。もう、しばらくは映画観るのは止めようと思ったくらい。  嗚呼、このような体験あればこそ、私は夢見る。『グリード』が観たい!9時間はあると言われている完全版は望むべくもない。現存するならせめて4時間版を、私は是非とも観たい!! 断言してもよい。もし、観ることが叶うのならばのならば、地獄に落ちたって構いやしない。(そうですよねえ、STING大好きさん)
なるせたろうさん 10点(2003-06-20 23:28:58)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2007-05-29ラ・スクムーン10レビュー7.10点
2006-07-29僕のスウィング10レビュー6.53点
2005-12-28女の中にいる他人10レビュー7.10点
2005-08-18マダガスカル10レビュー5.91点
2005-06-13ミリオンダラー・ベイビー10レビュー6.91点
2005-05-20シベリア超特急10レビュー1.61点
2005-04-22かげろう(2003)10レビュー5.81点
2005-04-15キリクと魔女10レビュー7.23点
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