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《ネタバレ》 ディズニーだからなのか、それともティム・バートンが年をとったからなのかはわからないが、彼の持ち味であるグロさやキッチュさはほとんど影を潜め、彼の作風である物悲しさや切なさは完全に脱色され、ただ淡々と無味乾燥な絵巻物に徹しているだけなのである。馬鹿デカイ頭の赤の女王やチェシャ猫など、目はいくらか楽しめるかもしれないが、頭は全く楽しめない。この作品を見に来る人は、もっともっと「奇妙でヘンテコ」な世界を見たかったんじゃなかろうか。このままではティム・バートンの作家性は、ただの「ヴィジュアル」だけになってしまう。彼のファンだからこそ、大衆併合化しているバートンを危惧してやまない。
【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-08-27 09:08:07)(良:1票)
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