映画『聖処女』の口コミ・レビュー

聖処女

[セイショジョ]
The Song of Bernadette
1943年上映時間:156分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画伝記もの
新規登録(2010-02-07)【S&S】さん
タイトル情報更新(2016-11-18)【シネマレビュー管理人】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ヘンリー・キング
助監督アルバート・R・ブロッコリ(ノンクレジット)
キャストジェニファー・ジョーンズ(女優)
チャールズ・ビックフォード(男優)
リー・J・コッブ(男優)
マルセル・ダリオ(男優)
アン・リヴェール(女優)
グラディス・クーパー(女優)
ヴィンセント・プライス(男優)
リンダ・ダーネル(女優)
メエ・マーシュ(女優)(ノン・クレジット)
脚本ジョージ・シートン
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影アーサー・C・ミラー〔撮影〕
製作ウィリアム・パールバーグ
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
美術ウィリアム・ダーリング
ジェームズ・バセヴィ
トーマス・リトル(セット装飾)
編集バーバラ・マクレーン〔編集〕
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.ネタバレ 遺体が腐敗しない聖女ベルナデッタの話は以前から知ってはいたのですが、彼女の人生を描く作品が1943年に作られていることを最近になって知り鑑賞しました。
戦前の作品なのに今観ても普通に劇映画として楽しめる仕上がりになっていて、2時間半飽きることなく鑑賞することができました。
冒頭の「神を信じる者には説明は不要であり、信じない者には説明も意味をなさない」という文言は実に力強いですね。
私は不可知論者なのでここで言われている奇跡が本当なのかどうかよりも現象としてどう広まっていったのかが気になって見ておりました。
ベルナデッタ・スビルーは、とても素朴な方だったんだろうなと思いました。ただ純粋で素朴な一人の女性と、彼女を取り巻く周辺とのギャップみたいなものをずっと感じました。
洞窟で最初にそれを見た時、妹と友人から聞かれて「誰にも口外しないように」と言ったのにそれをは喋ってしまい町中に話が広まるわけです。
それに聖母マリアと言ってなくて、ずっと「綺麗な貴婦人」と言ってる。お告げの通りに穴を掘ったらそこから泉が湧いてきた、そして人々を治癒した、
「無原罪の御宿り」と話していたとの回答で、無学の彼女がその言い回しを知ってるはずがないとして聖母マリアの出現だということで奇跡認定になるわけですが、
彼女をことを嘘つきや幻覚者だと言っていた大人たちも、特別な人としての使命を与えられ名前も変えられ家族と離れ離れになることも含めて、
ただ素朴な彼女との温度差みたいなものがずっと描かれてるように思いました。
印象深いのは、シスターのおばちゃんが「神に選ばれてきたのは苦しみを得た人々のはずです。私は眠らず休まず、喉は日々の祈りで渇き手は荒仕事で節くれ立っている。
身体中で悲鳴をあげている。でもこれが神へ通じる道なのです。苦しんでる私が聖母マリアに会えず、なぜ苦しまないあなたが会えるのです?」と聞いて
証拠を見せろと迫るシーン。のちにベルナデッタの状態を知り神に懺悔するのですがこの辺のくだりは生々しい嫉妬心が感じられて面白いです。
単なる宗教映画として奇跡を見せつけるというよりも、前述した嫉妬するシスターや自分すら愛せない役人の末路など
全体として教育的に俯瞰したような作りで私にとっては見やすくかつ受け入れやすかったです。
あろえりーなさん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-11 17:24:29)《新規》
1.ネタバレ 現在でも有名な『ルルドの泉』を発見(?)した『聖女ベルナデット』の史実を映画化した作品です。前に書いたレヴューが『モンスター』だったので、お口直しということで。なんせあなた、『聖・処女』ですよ邦題が、良く恥ずかしげもなくこんな邦題をつけたなと感心します。お話は、貧しい家に生まれたベルナデットという娘が、彼女にしか見えない『貴婦人(聖女マリア)』のお告げで掘り当てた泉が奇跡をおこすというものですが、それは真面目に直球勝負で描いています。冒頭に、『(この物語は)神を信じる者には説明不要であり、信じない者には説明も意味をなさない』などという超強気なテロップが出てくるのには驚きました。この種の映画がアメリカで製作されるときは、教会のチェックが非常にうるさいそうで、そのせいもあるのか上映時間も二時間半を超す長さです。つまり、丁寧に詳しく撮られているということですが、テンポが悪いとも言えます。ジェニファー・ジョーンズは美しすぎてとても田舎のねえちゃんには見えないのが難点ですが、その清らかな演技は後のオードリー・ヘップバーンも顔負けです。時代は1858年の事件なので、医師や科学者が奇跡を解明しようとする努力も映しますが、この映画はそういう謎解きの様な視点は薄いのが特徴です。ルルドの町の検事をV・プライスが演じていますが、奇跡を信じず体制側の人間として科学的に解明しようと努力するも、泉を観光地として売り出そうとする市長や知事に嫌われて左遷され、最後には癌になって天罰が下るという可哀想なキャラでした。大戦の真最中にこんな題材の映画が製作されるところがアメリカと言う国の底力なのでしょうが、カトリック教会からの出資も相当あったのではと推測してしまいます。
S&Sさん [DVD(字幕)] 5点(2010-02-18 01:56:54)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1943年 16回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジェニファー・ジョーンズ受賞 
助演男優賞チャールズ・ビックフォード候補(ノミネート) 
助演女優賞グラディス・クーパー候補(ノミネート) 
助演女優賞アン・リヴェール候補(ノミネート) 
監督賞ヘンリー・キング候補(ノミネート) 
撮影賞アーサー・C・ミラー〔撮影〕受賞白黒
作曲賞(ドラマ)アルフレッド・ニューマン受賞(劇・喜劇映画音楽賞として)
美術賞(白黒)ウィリアム・ダーリング受賞 
美術賞(白黒)トーマス・リトル受賞 
美術賞(白黒)ジェームズ・バセヴィ受賞 
脚色賞ジョージ・シートン候補(ノミネート) 
編集賞バーバラ・マクレーン〔編集〕候補(ノミネート) 
録音賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1943年 1回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)ジェニファー・ジョーンズ受賞 
監督賞ヘンリー・キング受賞 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS