レ・ミゼラブル(1998) の Olias さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > レ行
 > レ・ミゼラブル(1998)
 > Oliasさんのレビュー
レ・ミゼラブル(1998) の Olias さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レ・ミゼラブル(1998)
製作国,,
上映時間133分
劇場公開日 1999-02-06
ジャンルドラマ,犯罪もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 いえ、全編を映像化するなんて到底不可能だと分かってるんですよ。原作は、「ファンティーヌがコゼットを妊娠するに至った経緯」だけで1章使ってるような話なんですから。で、見始めて、ファンティーヌ逝去くらいまでは、まあ何とか真面目に筋を追っているなあと思っていたのです。ところが、コゼット救出劇あたりから、物凄い勢いで進んでいく。というか、ほとんど別物の話になっている。(1)テナルディエの登場が、あの宿屋の1シーンだけだなんて!意味ないやん!(2)マリユスが全般的に弱っちすぎ、というかアホすぎ。コゼットがどこに惚れたのか分からん。(3)バルジャンがコゼットに自分の過去を滔々と語ってしまうなんて、それはやっちゃいかんでしょ。全部の罪を黙って自分1人で背負うという覚悟こそが、彼のアイデンティティなのに・・・。(4)革命の描写がしょぼすぎ。ちっとも民衆の威力が炸裂しているように見えない。それと、革命軍メンバーも、アンジョルラスはじめ幹部連の気高さと誇り高さがあってこその感動なのに、あれはその辺の武装オタクレベルです。(5)バルジャンに解放されたジャベルが、すぐに任務に戻って再びバルジャンを追い続けるなんて、脚本家はあの解放の重さと意味を分かってるのか?(6)下水道のマリユス救出は、それをバルジャンが行ったことを誰も知らずラストまで行くところに意味があるのに・・・。これでは、原罪もなければ救済もありません。(7)というわけで、ジャベルが入水して爽やかな笑みを浮かべるバルジャンに至っては、「何じゃそりゃ?」の世界なのです。
Oliasさん [DVD(字幕)] 5点(2015-04-20 02:30:18)
Olias さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-23マジック・マネー4レビュー4.00点
2024-04-22恐竜100万年6レビュー6.43点
2024-04-17雁(1953)6レビュー7.00点
2024-04-16華岡青洲の妻6レビュー7.70点
2024-04-15スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム6レビュー7.36点
2024-04-14モンタレー・ポップ6レビュー8.00点
2024-04-13山河あり5レビュー5.00点
2024-04-11資金源強奪5レビュー7.88点
2024-04-10夢千代日記5レビュー5.62点
2024-04-082/23レビュー3.00点
レ・ミゼラブル(1998)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS