4.男2人、女1人でショーをやってた3人組が解散することになるも、三角関係で最後までゴタゴタ続き。やがてひょんなことから男2人は再会、そこに新たに素敵な女性が現れて、またも三角関係が・・・ という、何が面白いのやらサッパリわからない、というよりも、明らかにちっとも面白くないオハナシ、ではあるのですが、それが許されるのがミュージカル。それでも楽しめてしまうのが、ミュージカル。 男2人、というのが、片やビング・クロスビー、片やフレッド・アステア。クロスビーの歌が勝つのか、はたまたアステアのダンスが勝つのか、これぞまさに異種格闘技戦。という程ではないですが(歌とダンスは切り離せないですからね)、しかしとにかく、その両面から楽しませようというのが、この映画。歌をしっかり聞かせる分、そのバランスからか、ここでのアステアのダンスは、あの超人的な狂ったようなものではなく、優雅さを感じさせるものが多いですが、それでも「一人で何とか間を持たせてくれ」と言われて爆竹鳴らしながら踊りまくるシーンは、痛快です。爆竹もしっかりリズムを刻んで、これ、どうやって撮影したんでしょうか。 とってつけたようなハッピーエンドに至るまで、何とも他愛ないですが、楽しい気分が伝わってきて、幸せのおすそ分け、ということで。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-05-11 17:23:00) 《新規》 |
3.ネタバレ ビング・クロスビーの歌声に合わせてフレッド・アステアが踊るお宝映像にウットリ。ホワイトクリスマスを歌うクロスビーにウットリ。爆竹タップダンスのアステアにウットリ。ストーリーなどどうでも良いのですが、起承転結無理筋なくしっかりしており、ラストも丸く収まって言う事無し。まさに That's Entertainment! な傑作。 |
2.ネタバレ この映画のリメイクは観たことはないのですが、これはこれで十二分に面白い。 一年を通じて歌われる様々な楽曲と共にステージ女優を巡って繰り広げられる恋模様。 あの有名な「ホワイト・クリスマス」も聞けちゃうし、一粒で三度も四度もオイシイ映画です。 アメリカの休日なんてその地に住んでいる人にしかわからないので、普遍性という観点で言えばマイナスな要素があるにしても、それを打ち消してなお余りあるくらいの面白さがあります。 オープニングで舞台裏の実生活における三角関係がそのままステージ上でも繋がっているのが斬新で面白いと思ったのですが、そのワンシーンだけでなく終始に渡って三つ巴の恋愛模様を舞台裏とステージ上で相関性をもたせて描いているところが上手いなぁと感心してしまいました。 最初観た時は、デッド役のフレッド・アステアはもう少し若くてプレイボーイ的な俳優を配した方が良かったんじゃないかと思ったのですが、ワシントンの誕生日に見せた、曲が何回も変わりながらもスムーズに踊り続けるテクニックとか、酔っ払いながら踊る演技も完璧にこなしてしまうところを見てしまうと、やはり彼の代役はいないんだろうなぁと思ってしまいます。 好きなシーンが本当に多すぎて、例えば、ピアノを弾くジムの後ろで見せる影絵とか、リンダが顔を黒く塗られている時の楽しそうな表情だったり、小物使いが最後の伏線になっていたり、2回も沼に飛び込んだりと、とても数え切れないくらいですが、やはり何と言っても脚本が抜群にいい。 終始に渡って吹き出してしまうような台詞回しがある中で、特に面白いのは最後の方。ハリウッドのプロデューサーの「このホリディ・インを映画化したい」も可笑しいですが、その後の「どうだ?本物を忠実に再現してみたんだ」で思わず笑ってしまいました。 だって、あのセットは当然“本物”ですからね。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-10-09 16:06:17) |
1.「ホワイト・クリスマス」の元ネタとされていますが、ストーリー自体はまったく違うもの。アステアがクロスビーの目をつけている女の子をとるお話……なのか…な。ちょっと違う。とにもかくにもアメリカの祝日をテーマに、クリスマスはもとより、リンカーン誕生日、独立記念日、バレンタインデイなどの歌と踊りを、クロスビーが経営する“ホリディ・イン”で披露していくのです。それぞれ祝日の特徴をつかんだショーが用意されているので、アメリカの祝日を覚えるにはちょうどいい?かも。ちゃんと普通以上にはよくできたショーなのですが、クロスビーとアステアが出ている割には…ってことで、ちょっと残念ではありました。ちなみにバレンタインデイがテーマの歌としては……『夜の豹』のキム・ノヴァクが歌う姿が脳裏から離れてくれません。 【元みかん】さん 6点(2005-02-18 00:03:03) |