ロミオとジュリエット(1968) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ロ行
 > ロミオとジュリエット(1968)
 > 鱗歌さんのレビュー
ロミオとジュリエット(1968) の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロミオとジュリエット(1968)
製作国,
上映時間138分
劇場公開日 1968-11-09
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
戯曲を読むと正直、たいして面白くもない「ロミオとジュリエット」ですが(単に、新潮文庫のシェイクスピアで唯一、あの独特の福田恆存節を楽しめないから?)、こうやって映画にすると何だか引きつけられてしまうのは、
「ええい、この、若いモンがいつまでもイチャイチャしやがって」
というイライラ感で、退屈する暇もない。ってヤツですね。まったくもう。
ウェストサイド物語の原点、あるいは「タイタニック」の原点と言ってもいいのかな? 本作の、あの二人が相手の存在を初めて知るダンスのシーンなんかを見てると。
それにしても、ジュリエット役のオリビア・ハッセーが、もう呆れる程に美しくって、彼女が登場した瞬間、息を呑んでしまう。そういう意味では本作、彼女の「出オチ」みたいな側面がありますけれども。それにしても彼女はどうして、あんなロミオに一目ぼれしちゃうんだろうか。特に布施明に似てる訳でもないと思うんですけどねー。
趣きのある古い町並みでのロケ撮影が、よく雰囲気を出していて、イタリアが舞台の物語ですがシェイクスピアということでセリフは英語、でも作品自体はイタリア映画クサさがプンプン匂ってきます。
そしてあの有名なテーマ曲。ジュリエットのテーマといえばプロコフィエフで決まりかな、と思いきや、それを超えるお涙頂戴メロディをニーノ・ロータが提供し、映画の印象を深めています。
それにしてもラストの方で、オリビア・ハッセーの死に顔というのか仮死顔というのかがやっぱり美しくって、ああ、スペースバンパイアも彼女が演じてくれていたらなあ、などと思うにつけ、トビー・フーパーの人徳の無さみたいなものが悔やまれてしまうのですが(なんのこっちゃ)。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-16 10:00:17)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-21新・座頭市物語7レビュー7.15点
ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録7レビュー7.27点
2024-04-14片腕必殺剣7レビュー6.33点
2024-04-07ゴーストバスターズ/フローズン・サマー7レビュー5.25点
2024-04-07わが青春のアルカディア7レビュー3.90点
2024-03-31ソニック・ザ・ムービー6レビュー6.44点
2024-03-31ジョン・ウィック:パラベラム8レビュー6.57点
2024-03-30ウホッホ探険隊5レビュー6.07点
2024-03-30CURE キュア8レビュー6.67点
2024-03-24透明人間現わる8レビュー4.33点
ロミオとジュリエット(1968)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS