ホテル・ニューハンプシャー の ポール婆宝勉(わいけー) さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ホ行
 > ホテル・ニューハンプシャー
 > ポール婆宝勉(わいけー)さんのレビュー
ホテル・ニューハンプシャー の ポール婆宝勉(わいけー) さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ホテル・ニューハンプシャー
製作国,カナダ,
上映時間109分
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
おとぎ話には、常に善と悪、光と影、愛と憎しみの二つのバランスがある。例えばヘンゼルとグレーテル。主人公であり”善”であるヘンゼルとグレーテルは、たどり着いたお菓子の家で”悪”である魔女に出会い、さらわれて閉じ込められ、食べられてしまう危機に陥る。しかし、二人はお互いの知恵を振り絞り、見事に危機を脱出し魔女を倒し、最後は幸福な結末へとたどり着いた。もし”善”が無ければ、物語を読んでいく人々に希望を与える事は出来ない。そして”悪”が無ければ結末にたどり着くまでが非常に空虚なものとなってしまう。”善”と”悪”、どちらが欠けても物語は成り立たない。”善”があるから”悪”があり、”悪”があるから”善”がある。両方が常にバランスを保ち、両立しているからこそ、人々はおとぎ話に夢を感じることが出来るし、その結末に幸福を感じることが出来るのだ。・・・・・そう、だから人生は”おとぎ話”。人生だって、きっと”善”と”悪”の二つがあるからこそ、時に生きることの素晴らしさを感じることが出来る。人生の中に満ちている”悪”の部分を味わうとき、確かに辛くて辛くて仕方が無いだろう。きっと誰かはその辛さに耐え切れず”開いた窓”から人生を終えて自由を得たいと思うかもしれない(しかしそれは本当の自由では無いのかもしれないが)しかし、同じく人生の中に満ちている”善”のパワーは、そんな”悪”の持つパワーなど吹き飛ばしてしまう。”善”の持つ幸福なパワーは”悪”の持つ悪質なパワーには決して負けはしない。だからこそ人生は幸福なのだ。そう、まるで自分たちを危機に陥れた魔女を倒した、ヘンゼルとグレーテルのように。・・・・・俺は、生まれながらのネガティブ思考なので”開いた窓”から”自由を得よう”と考えたことが何度もある。俺の人生は、きっと開いた窓がいくつもあるのだろう。でも、きっと俺の人生の中にも生きていて良かった、と心の底から思える瞬間があるさ。イエス!俺は生きるよ。今は楽しくなくても”人生はおとぎ話”という事を身を持って実感出来るその時を、待っていたっていいじゃないか。I keep passing my open windows,because life is fairy tale!!
ポール婆宝勉(わいけー)さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-14 23:38:19)
ポール婆宝勉(わいけー) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2009-02-11チェ 39歳 別れの手紙8レビュー3.90点
チェ 28歳の革命8レビュー4.80点
2009-01-07ワールド・オブ・ライズ6レビュー6.04点
2009-01-07銀幕版スシ王子!~ニューヨークへ行く~6レビュー2.33点
2009-01-07容疑者Xの献身9レビュー6.67点
2009-01-07X-ファイル:真実を求めて4レビュー5.00点
2008-09-16クローバーフィールド/HAKAISHA8レビュー6.49点
2008-09-16デトロイト・メタル・シティ9レビュー6.07点
2008-09-16ダークナイト(2008)9レビュー7.67点
2008-09-16バットマン ビギンズ9レビュー6.73点
ホテル・ニューハンプシャーのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS