ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON の 透き通るBlue さんのクチコミ・感想

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ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON の 透き通るBlue さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
製作国
上映時間142分
劇場公開日 2011-10-29
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,ファンタジー,法廷もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 圧倒的につまらない。「三谷幸喜が最も描きたかった物語」に期待が大きすぎたのかもしれない。しかしそれを差し引いても値はマイナスだ。
三谷幸喜にはお世話になっている。当たりはずれはあったと思うが、「ラヂオの時間」「マジックアワー」「12人の優しい日本人(脚本)」ドラマでは「古畑任三郎」これらは傑作だった。思いっきり笑わせてもらった。しかし断じて、映画の中の登場人物たちは、笑わせようなどしていない。皆自分の役目に熱意をもって、真っ直ぐなのだ。その熱意や思いのぶつかり合いの中で、笑いが起こる。
では「金縛り」はというと、?だ。熱意や思いが、まるで伝わってこない。言葉では表現されていた感があるが、温度がない。笑いはあった。だが出てくるのは、視覚に訴える笑い(顔芸等)や、安い天丼、リアクション芸。自宅のTVか?といった印象だ。笑ってちょうだい、の気持ちが前面に出すぎている。
笑いには2種類あると思っている。笑わせる笑いと、笑ってもらう笑い。この映画の笑いの大部分は後者だなと思う。それは映画館の反応にも表れる。本当に哄笑を誘うときは、どっ!笑いが起こるはずだ。しかし多かったのが、何人かが笑い、ここ笑う場面なんだな、といった様相でつられて笑っていた。件の顔芸の場面などだ。あの三谷幸喜監督が笑わせようとしているのだから、笑わなければ……なんと、両者にとって哀しい笑いだろう。
笑えるのだから、それを楽しめばいいのかも知れない。だがただ笑って映画を楽しめばいいというなら、まさしくTVのお笑い番組と変わらない。お笑いを見るために映画館に足を運んだんじゃない!
次作は期待します。ドラマのある笑いを!厚みのある笑いを!奥行きのある笑いを!!

透き通るBlueさん [映画館(邦画)] 2点(2011-10-30 02:18:13)(良:4票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-12-13インセプション10レビュー7.19点
2017-12-05サバイバルファミリー(2017)6レビュー6.26点
2015-05-04永遠の05レビュー6.27点
2014-08-17思い出のマーニー8レビュー6.02点
2011-11-17プレステージ(2006)5レビュー5.72点
2011-10-30ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON2レビュー6.02点
2011-04-13笑う警官2レビュー3.11点
2007-06-16大日本人2レビュー4.69点
2006-11-19愛についてのキンゼイ・レポート5レビュー5.50点
2006-11-18ある子供7レビュー6.30点
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