生きるべきか死ぬべきか の はむじん さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > イ行
 > 生きるべきか死ぬべきか
 > はむじんさんのレビュー
生きるべきか死ぬべきか の はむじん さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 生きるべきか死ぬべきか
製作国
上映時間99分
劇場公開日 1989-06-03
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの,モノクロ映画,スパイもの
レビュー情報
自分自身がモノクロムービーの古き良き、古典的名作品にほぼ縁が無い人間なので、ついつい私も「tonaoさん」と同じく(笑)、映画鑑賞ではやってはいけない「期待のハードル値」を上げ過ぎてました。予備知識ゼロの状態で鑑賞したので、見る前は歴史のある由緒正しい名作品で、映画の中でも最高峰に位置する古典映画だと思ってましたので、まさか喜劇要素の入っている作品だとは思っていませんでした。この点に関しては思いの外面白くて、非常に楽しく鑑賞できました。映画の制作された年と当時の世界情勢(第2次大戦の真っ只中)を考えますと、そのセンスに脱帽します。とはいえ・・・この高評価の中(私の投稿時点で9.08点と評価第1位。9点超えなんて凄いと思います!)、この作品のファンの方の事を思うと心苦しいのですが、極めて普通な作品に私は感じてしまいました。特に物語の終盤の話の展開がかなり雑で、喜劇とはいえ、「これはいくらなんでも」と感じる展開があり、この点が非常にがっかりしました。途中までがとても緻密に話が進んでいて、絶妙であったので尚更でした。あと、「笑い」の部分、これは「喜劇」の部分ではありますが、やはり今の感性からすると「ペタペタ」なネタだなと感じます。これは個人個人の好みの部分ではありますが、それがまたいいんだよ、と思う人はともかく、私としては今ひとつパンチが足りない。捻りがある様にみえて、捻りがないのです。それとやはり、私の感想でどうしても避けられなかった印象として「これとても所謂(いわゆる)、国策映画のひとつ」と感じてしまった点です。映画の評価として私自身、当時の国際情勢や政治の背景、国民の感情は抜きにして評価すべきだと思っています。しかし、これは紛れも無く国策映画なんです。もし、この作品の中で扱われ入るナチスドイツの立場を同じく、当時のアメリカから見た場合の敵国である日本に置き換えてみればどうか思うか?おのずと、何かが見えてくるのではないかと思います。
はむじんさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-26 23:48:57)
はむじん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-10-06HERO(2007)5レビュー5.50点
2007-03-14DEATH NOTE デスノート the Last name7レビュー6.44点
2007-03-14DEATH NOTE デスノート(2006)6レビュー5.69点
2007-02-14鉄コン筋クリート7レビュー6.41点
2007-02-14それでもボクはやってない9レビュー7.60点
2007-02-14ユナイテッド937レビュー7.33点
2007-02-14硫黄島からの手紙8レビュー6.89点
2007-02-14父親たちの星条旗8レビュー6.82点
2006-12-02M:i:III7レビュー6.60点
2006-12-02インサイド・マン6レビュー5.72点
生きるべきか死ぬべきかのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS