映画『サン・セバスチャンへ、ようこそ』の口コミ・レビュー

サン・セバスチャンへ、ようこそ

[サンセバスチャンヘヨウコソ]
Rifkin's Festival
2020年スペイン上映時間:88分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマコメディロマンス
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監督ウディ・アレン
キャストウォーレス・ショーン(男優)モート・リフキン
エレナ・アナヤ(女優)ドクター・ジョー・ロハス
ジーナ・ガーション(女優)スー
ルイ・ガレル(男優)フィリップ
セルジ・ロペス(男優)パコ
クリストフ・ヴァルツ(男優)死神
スティーヴ・グッテンバーグ(男優)モートの弟
タミー・ブランチャード(女優)ドリス
リチャード・カインド(男優)モートの父
脚本ウディ・アレン
撮影ヴィットリオ・ストラーロ
製作レッティ・アロンソン
配給ロングライド
衣装ソニア・グランデ
編集アリサ・レプセルター
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💬口コミ一覧

1.ネタバレ ウディ・アレンの2020年製作(2024年1月日本公開)の作品をU-NEXTでようやく観る。なんというか、ウディ流に言えば、「人生は無意味だと分かること、それが味わい深く、美しくもある」。その言葉の切実さをひとつのドラマとして感じた。
映画の最後に主人公のリフキンが死神と対話する。リフキンも死神も当然ながらウディ・アレンその人で、その対話がとても印象深い。

リフキン:今までの人生を振り返ってみて気づいた。間違った決断ばかり。

死神:例えば?

リフキン:たぶん僕は俗物だった。皆を不快にさせてきた。いわゆる"高尚な趣味"をひけらかして。妻と別れて人生が空っぽになったよ。

死神:空っぽ(empty)ではない。"無意味"(meaningless)だ。混同するな。無意味だが空っぽとは違う。人間は人生を満たせる。

リフキン:どうやって?

死神:いろいろある。仕事、家族、愛。くだらんが効果的だ。(usually bullshit、but it's reasonably effective.)失敗しても挑戦する価値はある。「シーシュポスの神話」を?

リフキン:読んだよ。そして悪夢にうなされた。何度も大きな岩を山に押し上げて、この度に転がり落ちる。ようやく頂上に着いたら何があったと思う?山の頂には一個の大きな岩。

死神:気が滅入ってくる。

『ハンナとその姉妹』の終盤に、主人公がマルクス兄弟の『我輩はカモである』を見て「なぜ自殺を考えたのか。愚かなことだ。あの画面の連中を見ろ。ほんとにこっけいで、何の悩みもない」と生きる希望を見出すシーンがある。私の大好きなエピソードなのだけど、改めてウディ・アレンは40年前から変わっていないなぁと感じる。一貫している。
onomichiさん [インターネット(字幕)] 8点(2025-06-08 21:09:55)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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600.00%
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81100.00%
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