迷い婚 -全ての迷える女性たちへ- の としべい さんのクチコミ・感想

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迷い婚 -全ての迷える女性たちへ- の としべい さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 迷い婚 -全ての迷える女性たちへ-
製作国,
上映時間97分
劇場公開日 2006-05-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ
レビュー情報
《ネタバレ》 私は、学生時代をまさにこの物語に出てくる「卒業」に代表されるアメリカン・ニューシネマの真っ只中で過ごしてきました。だから、何!!ブラドック家のモデルが実在した!! そんなこの映画の設定にまず目が行ってしまいました。途中で流されるロビンソン夫人(アン・バン・クロフト)がベンジャミン(ダスティー・ホフマン)を誘惑するシーン。懐かしいと共にその滑稽さに大笑いしたのを思い出させてくれました。
さて、本題です。脚本といい、出演者といい、テンポといい、こんなに楽しませてくれたら満足です。軽口の中にすごい重いものをのっけて軽妙なテンポで物語りに引き込んでくれますね。とかく、結婚の決まった女性は気持ちが揺らぐもので、度々映画の題材に使われます。しかしここではその根源が卒業のロビンソン家にあると持っていったところがなかなかです。アニストンも、シャーリーマクレーンも、好演してますが今回は男性陣の勝ちでしょう。あの2枚目俳優ケビンコスナーは女と見ればすぐころがしたくなるどうしょうもないスケコマシを演じ、親子3代にわたる重要な関係者として出ています。マーク・ラファロもいつもの調子でどこか完全ではないがホンワカした演技で途惑う婚約者を演じます。
なんといっても、いいのはリチャード・ジエンキンス。どこにでもいる家族思いの優しいパパ。ふだんは物静かで口数も少ないがここぞというときには頼りになるアメリカのパパを好演していますね。サラとアールの後半のキッチンでの会話、お父さんはほんとはいつもこんなにお前を愛しているんだよというのが解り、涙するシーン 良かったですね。そして「卒業」のロビンソン家はあんな結末ではなく、幸せだったと解釈しているのでしょう。
 
 P.S 1967年製作  監督マイク.ニコルズ 音楽サイモン&ガーファンクル
    キャスト   ベン    ダスティン・ホフマン
           ロビンソン夫人アンバン・クラフト
           エレン(娘) キャサリン・ロス
          
           *リチャード・ドレンファスもちょい役で出ます。
としべいさん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-26 10:50:15)
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-01-13ブルックリン8レビュー7.04点
2016-02-05オデッセイ(2015)9レビュー6.82点
2015-12-19スター・ウォーズ/フォースの覚醒8レビュー6.85点
2015-12-16orange オレンジ3レビュー3.57点
2015-08-09ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション8レビュー6.99点
2013-12-21ゼロ・グラビティ10レビュー7.63点
2013-02-18人生の特等席8レビュー6.40点
2012-09-02映画 ひみつのアッコちゃん(2012)8レビュー4.80点
2012-08-15アベンジャーズ(2012)6レビュー6.35点
2012-06-30アメイジング・スパイダーマン7レビュー5.90点
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