ミッドナイト・イン・パリ の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ミ行
 > ミッドナイト・イン・パリ
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
ミッドナイト・イン・パリ の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミッドナイト・イン・パリ
製作国,スペイン
上映時間94分
劇場公開日 2012-05-26
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ファンタジー
レビュー情報
主人公の婚約者を演じるレイチェル・マクアダムスの腰のラインが、さりげなくも妙に色っぽい。他にもマリオン・コティヤールをはじめ幾人か女優が出てくるが、どの女性もそれぞれ印象的に映る。
ウッディ・アレンという人は、相変わらず女好きで、だからこそ女優の魅力を最大限に引き出してくる。数々の女優が、彼の映画にこぞって出演したがるわけだ。

このところのウッディ・アレンはヨーロッパづいているらしく、ヨーロッパの各国の主要都市を舞台にした作品を連発し続けている。バルセロナに続いてロンドン、今作のパリ、来年にはローマを控えているらしい。
まるで一年ごとにバケーションで転々としながら、そのついでに「映画でも撮っておくか~」的な感覚でさらっと作っているようにも見える。ただ、そのくせ集まるキャスト陣はあまりに豪華で、作品自体もしっかり面白いのだから小憎らしい。

そのウッディ・アレンらしい小憎らしいほどの軽妙さが、この映画にも溢れている。
結婚を控えた主人公は小説家志望の売れっ子脚本家。敷かれた人生の行く末に揺らぎつつ、深夜のパリを徘徊する。そこに待っていたのは、憧れ続けた1920年代のパリ。
めくるめく懐古の深みの中に陥りながら、主人公は自分の進むべき道を見出していく。

タイムスリップものなのか、ファンタジーなのか、はたまた主人公の妄想劇なのか。
決して映画の世界を一方向に定めず、敢えてどうとでも捉えられる曖昧な世界観を構築し、夜な夜な徘徊する主人公の心理の如く“ふらふら”としたストーリーテリングが絶妙。

ウッディ・アレンの遊び心に促されるままに、束の間、主人公同様に古き良き深夜のパリを堪能すべきだろう。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-23 15:59:33)
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-14映画『からかい上手の高木さん』6レビュー6.00点
名探偵コナン 紺青の拳3レビュー4.54点
2024-04-09デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション[前章]8レビュー7.00点
2024-03-31オッペンハイマー9レビュー6.43点
2024-03-24DUNE デューン/砂の惑星 PART27レビュー6.50点
2024-03-10アルキメデスの大戦8レビュー6.60点
2024-03-02アラジン(2019)7レビュー7.24点
2024-02-24マーベルズ6レビュー4.87点
2024-02-23別れる決心9レビュー8.66点
2024-02-12かがみの孤城6レビュー7.53点
ミッドナイト・イン・パリのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS