イレイザー(1996) の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > イ行
 > イレイザー(1996)
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
イレイザー(1996) の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イレイザー(1996)
製作国
上映時間115分
劇場公開日 1996-08-03
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
「ターミネーター」シリーズ、「トータル・リコール」、「トゥルーライズ」、90年代のアクション映画界の頂点に君臨したアーノルド・シュワルツェネッガーの“代表作”といえば、これらの作品を挙げるのが真っ当だろう。
ただ、これらの作品はどれも名監督の作品でもあり、監督の力量によって名作になり得ているということも多分にある。

そういう意味では、純粋な“シュワルツェネッガー映画”とは言い難いと勝手に思っている。
彼の絶頂期のピークに無名監督と組んで製作されたこの映画こそ、最も“シュワルツェネッガー映画”と呼ぶに相応しい作品だと断言したい。

改めて彼のフィルモグラフィーを振り返ってみると、1996年の今作以降明らかにハリウッドスタートしての下降線を辿っており、そういう意味では、最後の幸福なシュワルツェネッガー映画とも言えるのではないかと思う。

悪役の厭らしさ、脇役の小気味良さ、単純なストーリーを効果的に盛り上げるためのエスプリも意外な程コマメにに効いている。

そもそも「何が良いのか?」なんて語ることが馬鹿らしい。
大仰でも馬鹿みたいでも、シュワルツェネッガーがシュワルツェネッガーらしいということが最高なのだ。
パラシュートを放り投げてからのジェット機からのスカイダイビング、意味不明に凶暴な動物園のワニとの格闘、そして最後は重火器を両手に抱えて大立ち回り。
アーノルド・シュワルツェネッガーにこれ以上何が必要だというのだ?と逆に問いたい。


昨年(2013年)の「ラストスタンド」で、まだまだその存在感自体のエンターテイメント性を発揮してくれたシュワルツェネッガー。
栄枯盛衰、紆余曲折を経て、結局、新作を期待させるこの人のスター性はやはり本物。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2003-10-06 01:07:17)(良:1票)
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-14映画『からかい上手の高木さん』6レビュー6.00点
名探偵コナン 紺青の拳2レビュー4.45点
2024-04-09デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション[前章]9レビュー7.50点
2024-03-31オッペンハイマー9レビュー6.40点
2024-03-24DUNE デューン/砂の惑星 PART27レビュー6.50点
2024-03-10アルキメデスの大戦8レビュー6.60点
2024-03-02アラジン(2019)7レビュー7.24点
2024-02-24マーベルズ6レビュー4.87点
2024-02-23別れる決心9レビュー8.66点
2024-02-12かがみの孤城6レビュー7.53点
イレイザー(1996)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS