くもりときどきミートボール の あにやん‍🌈 さんのクチコミ・感想

タイトル名	くもりときどきミートボール
製作国	米
上映時間	90分
劇場公開日	2009-09-19
ジャンル	コメディ,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,パニックもの,小説の映画化,グルメもの,CGアニメ,３Ｄ映画

《ネタバレ》　意外な面白さでした。水を食べ物に変える発明をした科学者のドタバタ話、荒唐無稽な、かなりムリな設定の上に立っている物語ではあるのですが、空から食べ物が降ってきたらいいな、っていう子供心をくすぐるような夢のある映像と、飽食の先にある恐怖とがきっちりと表現されていて。ゼリーでできたお城や、アイスクリームが降り積もった街のワクワクする感じのビジュアルの一方で、パスタの竜巻、空から次々に襲いかかる巨大食物、クズとして積み上げられた残飯の山の決壊シーン等、後半は凄まじいディザスターワールドとなっていて、パニック映画ファンの私も大満足の逸品。３Ｄの立体感も、他の３Ｄアニメよりも飛び出し方向が強調されている感じで３Ｄを楽しめる作りになっています。父親との確執がいまひとつキレイに流れていない（ジミな釣具屋とダメな発明と、それぞれを最終的にちゃんとケリを付けて肯定しきってません）のと、最終的に北半球全域、『デイ・アフター・トゥモロー』クラスの大災害をもたらした事に対する反省がゼロ、っていうのがひっかかってしまいましたが（あと、食物アレルギーに対する無神経な描写も）、夢があってスケールの大きなファンタジーとして存分に楽しませて頂きました。