ゴースト/ニューヨークの幻 の イニシャルK さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > コ行
 > ゴースト/ニューヨークの幻
 > イニシャルKさんのレビュー
ゴースト/ニューヨークの幻 の イニシャルK さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 25年ほど前の中2のときに友人の付き合いでビデオで見て以来、テレビでも何度か見ている映画だが、これもかなり久しぶりにDVDで改めて見た。これまではもっとラブストーリー色の強い映画だと思っていたが、久しぶりに見るとそれ以上にサム(パトリック・スウェイジ)の殺される原因となったカール(トニー・ゴールドウィン)の不正をめぐるサスペンス色が思ったより強いことに驚いたし、オダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)の存在がコメディリリーフとして利いているのも大きく、監督もコメディ畑の人のせいか、コメディ色も思ったより多かったのがちょっと意外だった。でも、やはり、サムとモリーのラブストーリーという本題の部分もしっかり魅力的に描かれていて、最後にちゃんとそこに着地する脚本がとても練られていて素直に素晴らしいと思うし、このモリーがサムの姿を見ることができてから別れまでのラストシーンは今になって見てもぐっとくるものがある。それに主題歌の「アンチェインド・メロディ」がすごく合っていて、冒頭の二人でろくろを回しながらのラブシーンはこの曲がロマンチックさを一層盛り上げていて、このシーンはやはりこの曲があってこその名シーンだと改めて思う。デミ・ムーアにはモリー役のイメージしかないのだが、やはり今見てもかわいく、役のために自ら切ったというショートも似合っていて最高のはまり役なのは言うまでもないだろう。(モリーだけ見てるとちょっとブルース・ウィリスがうらやましくなったりもしたこともある。)オダ・メイがサムに言われて400万ドルの小切手をシスターに渋々寄付するシーンは、見ていて「天使にラブソングを」がよぎってしまい、また久しぶりに見たくなった。パトリック・スウェイジはもうずいぶん前に本当にゴーストになってしまったわけだが、亡くなったニュースを見てこの映画のことを思わずにはいられなかったことを今でも覚えている。きっと天国に行っていると信じたい。映画に興味を持ってから初めて見た恋愛映画だったこともあって印象に残っている映画だったのだが、今見ると昔よりもこの映画の素敵さや恋愛映画としての魅力も分かり、以前よりも素直に良い映画だと思えた。それに見た後の余韻も心地よく、その余韻がいつまでも残る。(2020年11月8日更新)
イニシャルKさん [DVD(吹替)] 8点(2005-03-11 22:36:08)(良:1票)
イニシャルK さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-28劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト5レビュー5.30点
2024-03-18決算!忠臣蔵7レビュー6.17点
2024-03-10花よりもなほ5レビュー5.71点
2024-03-03小早川家の秋8レビュー7.10点
2024-02-18秋日和8レビュー7.34点
2024-01-28竜とそばかすの姫5レビュー5.30点
2023-12-07GHOSTBOOK おばけずかん6レビュー6.40点
2023-11-26BALLAD 名もなき恋のうた5レビュー5.23点
2023-10-28特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション5レビュー5.00点
2023-09-14リトル・マーメイド(1989)6レビュー6.78点
ゴースト/ニューヨークの幻のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS