オールド・ボーイ(2003) の 六本木ソルジャー さんのクチコミ・感想

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オールド・ボーイ(2003) の 六本木ソルジャー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 オールド・ボーイ(2003)
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2004-11-06
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,漫画の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 映画を見ている時って、たまに別のことがアタマによぎったり、別のことを考えたりすることってないでしょうか。
どんなに良い映画でもそんなことはたまにあります。
しかし、この映画を見ている時は完全に映像に引きずり込まれた自分がいました。
余計なことを考えたり、よぎったりすることはまずなく、チカラのある映像、矛盾や破綻のなく魅力のあるストーリーに引きこまれ、役者の演技に魅了される。
特にラスト付近のオ・デスの懇願には参った。ウジンでなくてもあれには誰でも参るだろう。
あそこで一つの復讐が終わり、そしてウジンが一言吐いた「何を生きがいにすればいいのか」にテーマは尽きる。
復讐って一体何なんだろうと感じさせたり、復讐への想いに対するパワーを感じさせる。
復讐のキッカケに少し違和感を覚える人もいるだろうが、あれはあれで良い。
キッカケの弱さと復讐の壮大さの違いが一つの面白さでもある。逆恨みとも言えるがそれほどまでも姉への愛や自分への怒りがあるという証拠だろう。
オ・デスが失った15年、ウジンが復讐にかけた15年以上の年月、ミドが家族を失い一人で生きた15年…映像にはされていないが、どの15年にも重い年月を感じずにはいられない。
ただ単に殺し合うだけでは終わらない復讐のカタチ。
愛し合うことさえも復讐なのか、ウジンが仕掛けた復讐に終わりはないだろう、愛が終わらない限り。
六本木ソルジャーさん 8点(2004-11-06 23:42:47)
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