世界侵略:ロサンゼルス決戦 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想

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世界侵略:ロサンゼルス決戦 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 世界侵略:ロサンゼルス決戦
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2011-09-17
ジャンルアクション,SF
レビュー情報
2012年一発目の映画には何か景気の良いのを観たいなというわけで、やたら勢いのあるタイトルの本作を鑑賞しました。悪評が多く聞かれた作品だし、主演は「ザ・コア」のアーロン・エッカートだし、内容に大した期待はしていなかったのですが、映画は自分の目で見るまでは分からないもの。意外にも満足できる作品でした。エイリアンと海兵隊による市街戦という設定は、ゲームではありがちなのですが実写では本作が初。なかなか目の付けどころの良い企画だと思います。内容は事前の予想よりも遥かに硬派で、海兵隊員の大半が有色人種という現実的な設定になっていたり、「自分を見捨てないでください」と言う部下を「戦場では何も約束はできない」と切って捨てるホットなやりとりがあったり、敵エイリアンの急所を見つけるために瀕死の敵ソルジャーをナイフで突きまくる場面があったりと、本気モードで練り上げられた脚本には好感が持てました。「テキサス・チェーンソー ビギニング」で素晴らしい腕前を披露したジョナサン・リーベスマンのビジュアルセンスも爆発しており、「ブラックホーク・ダウン」を思わせる戦闘シーンには大興奮なのでした。役者はよくトレーニングされていて、銃の撃ち方など非常に様になっています。本作は決してバカ映画ではないのです。逃げ遅れた市民を連れて基地までの10kmを移動するのみというシンプルなプロットは効果的で、前半は奇跡的なまでに面白く仕上がっています。残念なのは、主人公達が戦争の大勢にまで手を突っ込みはじめた後半になると話が途端に面白くなくなったことで、彼らは戦争の当事者ではなく、あくまで体験者の一人に留めておくべきだったと思います。宇宙人の侵略目的云々に言及しはじめてから途端につまらなくなったスピ版「宇宙戦争」と同じ理屈ですね。徹頭徹尾、傍観者の視点で「クローバーフィールド」を作ったJ・J・エイブラムスは、やはり偉大なのです。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2012-01-01 18:39:57)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。5レビュー5.60点
2018-07-17オールウェイズ4レビュー6.46点
2018-07-09黒い家(1999)7レビュー4.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー4レビュー7.43点
2018-07-04復讐するは我にあり7レビュー6.67点
2018-06-26愛と死の間で3レビュー4.85点
2018-06-26スイッチバック4レビュー6.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻8レビュー7.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ26レビュー6.23点
2018-06-18危険な情事7レビュー6.47点
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