ハリー・ポッターと賢者の石 の 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ) さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ハ行
 > ハリー・ポッターと賢者の石
 > 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビュー
ハリー・ポッターと賢者の石 の 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ) さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
初めてハリー・ポッターの名前を聞いたときは「ハリボテ?」と思ったもんだ。見て確信。この映画は「ハリー・ボッテーと他山の石」です。 華々しい視覚効果やエピソードの一方で内容は非常に空虚、人物描写の浅さ(特に最後まで悪人にしか見えなかったスネイプ。アラン・リックマン好きなのに)、予定調和を遥かに超えた主人公びいきのラスト。テーマや深みは感じない。同じく大作のLOTRは勇気や友情、愛情、人間の強さと弱さ、限られた生を生きることの素晴らしさ、二つの塔では自然破壊への警鐘まで盛り込まれていてしかもどれも食い合うことなく輝きがある。しかしこちらにテーマを探すとすれば「友情」かもしれないが、今時の子供と変わらないグループ単位での友情関係に、友情の素晴らしさを見出すことはできるだろうか?「努力・友情・勝利」少年ジャ○プを読む方が遥かに有意義だ。製作側は視覚効果を派手にしてゲームやバトルを入れれば子供は喜ぶと思っていないか?「未来の大人」であり、純粋ゆえに大人以上に厳しい目をもつ子供向け作品だからこそ真剣さが求められるのであって、映画でなくてもこの日本で名作と言われるアニメを思い起こせば分かることだ。配給側の姿勢も疑問だ。手紙や看板など普段なら字幕で済ませることに吹替でナレーションを当てる必要があるとは思えない(しらける)。子供にも分かるように配慮したつもりだろうが、字幕で分からなかったら「ママ(パパ)、これなんて読むの?」って聞くもんで、これは子供だからこそ映画から与えられる親子の思い出になるはずだ。映画への満足度は何も映画そのものの出来だけではない。それ以前に吹替の学芸会演技は耳に余るが。でもね・・・一番思うのは、「最初からお姫様と分かっている『シンデレラ』はつまらない」ってことですよ、やっぱり。まさに見かけだけのハリボテ。今後作られる大作映画には他山の石としてもらいたいところだ。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 4点(2004-07-01 01:13:59)(良:2票)
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-10-03スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス6レビュー5.78点
2005-10-02クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦9レビュー7.93点
2005-10-02シンデレラマン8レビュー7.33点
2005-10-02チャーリーとチョコレート工場8レビュー6.50点
2005-09-24ウォータームーン2レビュー1.69点
2005-09-23ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還10レビュー7.55点
2005-09-22シベリア超特急55レビュー3.00点
2005-09-16ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン8レビュー6.70点
2005-09-13宇宙戦争(1953)6レビュー5.89点
2005-09-04マダガスカル6レビュー5.91点
ハリー・ポッターと賢者の石のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS