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《ネタバレ》 世間の評判どおり、スピード感のあるアクションものとしては とても面白い!!
オープニングからあれよあれよと言う間に、その場面展開の早いこと。 一瞬たりとも画面から目が離せませんでした。 前作「カジノ・ロワイヤル」では、私は心中どうしても ダニエル・クレイグさんに馴染めませんでした。 私の一番好きなボンド、ピアース・ブロスナンさんとは あまりにもイメージが違っていましたので。 まず、オープニングからの立て続けのアクション。 噂には聞いていましたが、これは凄い!! でもでも、ダニエルさんはスマートなボンドか? いえいえ、人間味たっぷりそしてちょっと残酷なボンド。 どんどん人殺しをしちゃう。 これもご時世なのかもしれませんが、殺し屋ではなくMI-6の エージェントなのだからこんな風で良いの?と疑問は持ちました。 今までのジェームズ・ボンドの良さは行動のすべてに理由があること。 計算しつくされていること。 なのにこんなに感情に流されていいのか? その場の瞬発力だけで良いのか? その疑問のため、前半は面白いと思いながらも、007を観ているような気がしないのも、真実でした。 話は変わりますが、ボンド・ガールのオルガ・キュリレンコさんはポスターの目つきが悪くて(笑)イメージ悪かったです。 でもスクリーンに登場した時から、うわぉ、とてもキュートじゃないと思いました。 そしてその目つきの悪さは、ストーリーの重要なポイントだったのでした。 家族を殺されたカミーユはボンドの心情の理解者、一番の戦友とも言える存在なのでした。 ここから物語の深みが増すのです。 そしてジェームズ・ボンドの悪い癖? フィールズ諜報員の登場で、ああ、やっとお決まりだと(笑) 007シリーズが好きな私はほっとしたのでした。 だって、ねぇ、ボンドの魅力で美女とベッド・イン・・ ここが無ければ007とは言えませんから ジェマ・アータートンさんはボンド・ガールとしては安心できるお顔立ち。 「ゴールド・フィンガー」のオマージュもありました。 そしてこの作品の見どころは、ラスト20分ですね Mがそう動いて、そしてジェームズ・ボンドがそう答える。 今までの矛盾とイメージのずれがここで大きく修正されました。 この終わりかたは気に入りました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-25 22:56:28)(良:1票)
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