十二人の怒れる男(1957) の Arufu さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > 十二人の怒れる男(1957)
 > Arufuさんのレビュー
十二人の怒れる男(1957) の Arufu さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1959-08-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,TVの映画化
レビュー情報
事件解決の展開のレベルはB級推理小説並なんだが12人の陪審のかけ合いが秀逸。差別主義、絶対主義、客観主義、人種主義、利己主義、迎合主義、独善主義など思想的差異を見事にカバーし複雑な鬩ぎ合いを描いている。一室での特別な条件下での討論に見えるが、そこには「社会」そのものが現れる。いかに社会が思想、偏見、独善に満ちていることか。人間心理・社会心理を描いた映画として大傑作。日本でも裁判員という陪審制度に近い制度が導入される。日本の場合は全員一致がルールではないのでこういうことはまず起こらないが「陪審の責任」を見る上で教科書としたい映画である。
Arufuさん [DVD(字幕)] 10点(2005-08-07 13:36:08)
Arufu さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2022-10-03トップガン マーヴェリック10レビュー8.04点
アキラとあきら8レビュー7.55点
2020-08-10ドゥ・ザ・ライト・シング7レビュー7.48点
2020-08-10新感染 ファイナル・エクスプレス7レビュー7.09点
2020-06-13奇蹟がくれた数式7レビュー6.33点
2020-06-13カメラを止めるな!8レビュー7.36点
2020-06-132人のローマ教皇7レビュー7.57点
2020-06-13響 HIBIKI5レビュー6.41点
2019-08-04この世界の片隅に(2016)9レビュー8.19点
2015-06-15GODZILLA ゴジラ(2014)0レビュー5.57点
十二人の怒れる男(1957)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS