化石の森(1936) の ミスター・グレイ さんのクチコミ・感想

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化石の森(1936) の ミスター・グレイ さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 一言で言ってしまえば、これは饒舌すぎます。立て籠もりというシチュエーションにもかかわらず、人質たちは余裕しゃくしゃくでほぼ痴話喧嘩のような会話をするので緊張感が希薄になっていますし、いつもギャングを演じれば文句無しに悪党に見えるボガートのその寡黙さが、ここでは善に見えてしまいます。さも得意げに詩をそらんじ田舎の純な娘を口説くレスリー・ハワードよりも、早く逃亡すべき所をおそらくやっては来ない情婦を黙々と待ち続けるボガートの方が好感が持て、いくら前屈みの姿勢で腕を振らずに獣じみた歩き方をしてみても、もはやそれすら純朴な男の動きにしか見えず、悪党として機能していないのです。
 またラストの銃撃戦も監督はこのシーンに興味が無かったのか、いいかげんです。例えば裏口でボギーの子分が射殺されるのですが、それまで裏口は一度も?登場しておらず全く別の場所での出来事のような印象を受けるのです。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-08 18:35:00)
ミスター・グレイ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-06-30続・夕陽のガンマン/地獄の決斗9レビュー7.34点
2012-06-01夕陽のギャングたち8レビュー7.53点
2012-05-15トッツィー5レビュー7.06点
2012-04-27大列車強盗(1973)5レビュー5.15点
2012-04-17血煙高田の馬場(1937)10レビュー8.62点
2012-04-06吸血鬼(1931)8レビュー8.00点
2012-03-26プラトーン7レビュー7.47点
2012-03-09フレンジー7レビュー6.23点
2012-03-02狩人の夜8レビュー6.78点
2012-02-24ドラゴン・タトゥーの女7レビュー6.82点
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