冒険者たち(1967) の ハッシーふりかけ さんのクチコミ・感想

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冒険者たち(1967) の ハッシーふりかけ さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 エンジン開発に飛行機乗り、挑戦と失敗を繰り返すマヌーとローランのもとに現れたレティシアと名乗る芸術家の女性。奇抜なセンス、誰にも支配できない行動、常に全容が見えない彼女。綺麗な容姿で誰からも愛され、自然に不幸を寄せつけない。表現が難しいけど、それはまるで猫のように、その存在だけで、神格化されうる存在というか。冒険者たる人間にとって彼女は魅力的でないはずがない。レティシアがローランに「二人で暮らしたい」と告げた時、私達は誰しも失望する。彼女が一人の女性となってしまった瞬間、彼女への神格化が解かれてしまった事に失望するのだ。程なく彼女は死んでしまう。マヌーとローランがそうしたように、私達も彼女の断片を拾い集めたい衝動にかられる。結局、彼女のはっきりとした輪郭は掴めない。ストーリーの展開自体は誰の目にも安易。しかし、レティシアに対するこの絶妙な位置づけ、ヒロインと呼ぶにふさわしいその存在が人を惹きつけ、冒険者へと変え続けるのだろう。
ハッシーふりかけさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-03-16 14:02:38)
ハッシーふりかけ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-03-16ブギーマン(2005)6レビュー3.22点
8レビュー7.55点
リオ・グランデの砦7レビュー5.83点
カリガリ博士7レビュー6.55点
ラストタンゴ・イン・パリ8レビュー5.41点
冒険者たち(1967)8レビュー7.55点
2006-08-13戦艦ポチョムキン6レビュー7.08点
2006-08-13黒い罠8レビュー7.03点
2006-08-11失われた週末4レビュー6.51点
2006-08-10ドアをノックするのは誰?5レビュー5.66点
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