バイオハザードV リトリビューション の ダイス さんのクチコミ・感想

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バイオハザードV リトリビューション の ダイス さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 人生初の3Dで鑑賞。

次々とステージが変わるゲームのような展開や、中盤で怪物にさらわれた娘(クローンだけど)を助けに行くというエイリアン2のリプリーとニュートをパクったかのような薄っぺらな展開には失笑しそうにはなったが、相変わらず、アリス役のミラ・ジョボビッチは凄まじいまでの身体能力とアクションを見せ付けてくれるし、ジル役で復帰したシエンナ・ギロリーもなかなか切れのあるアクションを見せてくれていた。(批判の多いジルの衣装だが、設定がゲームの5に準拠させたものなのだと考えれば、これはこれで納得。もっともゲームを知っている人以外には、ジルだと言われないと『これ誰?』であろうが)

またシリーズ初登場であるレオンとエイダもなかなか頑張っていたように思うし、バリー・バートンが登場した(途中で死ぬけど)のもゲームのファンには嬉しい設定であろう。

しかし、それ以上にウェスカーがアンブレラを離反した理由や、レッドクィーンがどうして全人類を滅ぼそうとするのかの理由(そもそも、レッドクィーンは1においてバイオハザードから『人類を守る為』に、ハイブの職員を皆殺しにし、感染を封じ込めたのである。レッドクイーンの目的が人類の絶滅なら、1でハイブの職員を皆殺しにしたことと今回のレッドクイーンとの行動の間に矛盾が生じる。もっとも、この意見は1のレッドクィーンと今作のレッドクィーンが同じものだと仮定した場合の話だが。もう何をしても無駄だから、苦しませるよりいっそ滅ぼしてしまえ、ということなのか?または人類の馬鹿さ加減に愛想が尽きたのか?)の説明がまったく不足している上、ラスボスがプラーガ寄生体を注入したのに、何の外見上の変異も起こさないレインのクローンではストーリーを締めくくるだけのインパクトも有終の美もない。しかも、完全決着しない(今までのシリーズのようにはっきりと倒したわけではない、あまつさえ『戻ってくるよ』とか言ってるし)ので、カタルシスも何もなく、見終わった後には爽快感より消化不良・欲求不満のモヤモヤ感の方が色濃く残る。

ジルが元に戻ってくれたことと、リー・ビンビンのエイダの性格設定および容姿がゲームにかなり忠実だったのと、脇役の一人で終盤であっさりいなくなるとはいえ、オデット・フェールのカルロスがまた見られた(個人的に好きな役者だから)ので、この点数で。
ダイスさん [映画館(字幕)] 5点(2012-09-18 22:02:39)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2013-08-04バーチュオシティ3レビュー4.70点
2013-07-29JAWS/ジョーズ8レビュー7.85点
2012-09-18バイオハザードV リトリビューション5レビュー5.07点
2011-11-08SPACE BATTLESHIP ヤマト5レビュー4.47点
2011-11-05ドラえもん のび太の宇宙小戦争8レビュー7.32点
2011-05-17セックス・アンド・ザ・シティ27レビュー5.28点
2010-12-27機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-4レビュー4.84点
2010-01-23オーシャンズ8レビュー5.26点
2010-01-01感染列島6レビュー4.02点
2009-07-08黒い家(1999)3レビュー4.31点
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