チャップリンの独裁者 の rakitarou さんのクチコミ・感想

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チャップリンの独裁者 の rakitarou さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 国際情勢が険悪化していたとしても現役の他国の国家主席をここまで茶化し、しかも地球儀風船を弄ぶなど現在でもさすがと思わせる芸術性のある喜劇を作り上げる手腕は素晴らしいと思いました。突撃隊に虐げられるユダヤの人々を描き、ただ普通の平穏な生活を送りたいだけなのにという純朴な気持ちは収容所から脱走した床屋がヒンケルと入れ替わって行う最後の演説に集約されていて、それがこの映画を作ったチャップリンの思いでもあったでしょう。しかしこの最後の演説の主張はそのまま米国が第二次大戦に参戦する理由となり、戦後も「だから米国のやったことは全て正義である。」という免罪符にされてしまいました。未来において米国によりドイツの都市が無差別爆撃による殺戮を受けたり、その同盟国に原爆が落されるとは、この時点でチャップリンは思ってもいなかったでしょう。いろいろと考えさせられる作品でした。
rakitarouさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 13:53:54)
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投稿日付邦題コメント平均点
2020-07-07コッポラの胡蝶の夢7レビュー6.66点
2019-11-01万引き家族5レビュー6.37点
2019-11-01七つの会議8レビュー6.39点
2019-10-21九月の恋と出会うまで7レビュー6.00点
2018-12-21アイズ ワイド シャット8レビュー5.87点
2018-10-29ブリキの太鼓7レビュー6.85点
2018-06-12ある戦争8レビュー7.28点
2018-04-09未知への飛行8レビュー8.07点
2018-04-095デイズ5レビュー5.37点
2018-03-27帰ってきたヒトラー6レビュー6.96点
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