ロボコップ(2014) の kirie さんのクチコミ・感想

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ロボコップ(2014) の kirie さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロボコップ(2014)
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2014-03-14
ジャンルアクション,SF,刑事もの,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 リメイク作は企業の論理に溺れる人々をメインとして描いた物語になっていました。この映画では戦闘ロボットがすでに普及しており、実戦配備もされて問題なく稼働しています。ただしアメリカでは別。ロボットアレルギーが世論を支配しており、排除法案によってアメリカ国内ではロボットを普及させられない。苦肉の策として考えられたのが人間とロボットの合体。あくまで脳と肺だけの状態のマーフィーが主体で、ロボコップのボディは超高性能な義体扱い。法の網をかいくぐり、ロボットの優位性を示して法案を廃止に追い込むためのアドバルーンとして作られたのがロボコップです。しかし生体部分がボトルネックとなり機械が十分な性能を発揮できない。対応策として脳に細工をして反応速度を引き上げたり、システムに負荷をかける感情を消失させ、機械に近づけていくというのが今回のお話。もはや純機械の方が高性能で、生体部分を組み込む意義はないというのが2014年版です。終始企業の論理に溺れる人々が物語を推し進めるので元々薄かった人間ドラマがほぼ皆無。ロボコップをどう効果的に世論にアピールし、法案を廃案にもっていくかが強調されています。マーフィーが自分の曖昧な存在に悩むのも一瞬だけ。自分をはめた警官を追い詰めてもほぼ感傷なし。何よりドキュメンタリー畑の人らしいあっさりとした描写のせいで物語が淡泊。戦闘まで淡泊なので見所があるようでない映画になってしまいました。ブラックな場面としては、広報担当者が考案した戦闘モード。旧ロボコップの姿にトランスフォームする機能を考案し子供に向けたアピールを提案しますが、社長に幼稚と切って捨てられる場面くらいでしょうか。それも軽薄に思えました。
kirieさん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-18 22:23:11)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2019-11-17ターミネーター:ニュー・フェイト5レビュー6.01点
2019-06-30X-MEN:ダーク・フェニックス5レビュー5.19点
2019-04-30アベンジャーズ/エンドゲーム9レビュー8.02点
2018-12-07ヴェノム6レビュー5.91点
2018-06-16アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー8レビュー7.00点
2018-06-15レディ・プレイヤー17レビュー7.01点
2018-05-23リメンバー・ミー(2017)8レビュー7.54点
2018-05-16その男ヴァン・ダム4レビュー6.23点
2018-05-09ジャスティス・リーグ(2017)6レビュー6.38点
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