欲望という名の電車(1951) の にじばぶ さんのクチコミ・感想

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欲望という名の電車(1951) の にじばぶ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 欲望という名の電車(1951)
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1952-05-08
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 夫を自殺で亡くしたショックから、色情狂になり、幻聴・幻覚・妄想状態に陥った姉。
それをあくまで温かく包容し、味方の立場を貫き続ける妹。
乱暴ものながら、妹を愛し、あくまで家族を守りたいと思う不器用な妹の夫。
そして、姉に翻弄され騙されるみじめな中年男。
これらの主要人物のキャラクターはそれぞれはっきりと描かれており、それが複雑で哀しい人間ドラマを盛り立てる。

姉は自分が老けて醜くなっていくのをひたすら恐れている。
これは女性だからこその心理かもしれないが、人間なんてものはやがては老いて朽ち果てて、最後には死んでいくのが当然であり、そんなことにこだわり狂気する姉は愚かだとしか思えなかった。
この作品を女性が観た場合と男性が観た場合とでは、この姉に対する感情移入の度合いが異なってくるかもしれない。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-31 23:31:50)
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