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俗物的な動きを見せるニューヨーカーたちが面白い。
風景も実に美しい。 だけど、ウディ・アレン自身は醜い。 てっぺんハゲ、ちんちくりんおっさんだ。 だけどモテる。 というか、モテる設定にしている。 そりゃあ、ウディ・アレンが監督だし。 でもこの人物設定は、ウディ・アレンの自身過剰による勘違いではなく、彼のユーモアによる狙いだと思う。 劇中の台詞に、「こんな髪の毛の薄い~」的な自虐的・自覚的な台詞もあったし。 外見の話を個人の好みで言わせて頂けば、本作にはほとんど魅力的な男女が出てこなかった。 劇中で、自分のことを「美人、美人」と連呼しているダイアン・キートンも、おばさんパーマでちっとも好きくないし。 だけど、居た! 若かりし頃のメリル・ストリープ! スレンダーで、何となく荒んだ感じの若さと美しさがたまらない。 ニューヨーカーのインテリたちが、皆あんな風に理屈をこねまわして、その場の欲求で動く俗物ばかりなのかは分からないが、もしそれが本当なら、なんて疲れる街なんだろうと思う。 都会は好きだが、そんな街には住みたくないなぁ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-04-02 05:10:19)
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