メゾン・ド・ヒミコ の トント さんのクチコミ・感想

タイトル名	メゾン・ド・ヒミコ
製作国	日
上映時間	131分
劇場公開日	2005-08-27
ジャンル	ドラマ,コメディ,同性愛もの

《ネタバレ》　少女とゲイの友情を描いた映画・・・昔観た「非バランス」という映画を思い出した。
まぁそれは置いといて、ゲイのやさしさは、無防備な少女と相性がいい。

しかし、やさしいゲイたちは、実は現実の過酷さに向き合えない。
それが施設の一人が脳卒中になったときにあらわれる。
柴咲コウは、そんなやさしいゲイ演じるオダギリと寝る機会がある。
しかしその時の一言「触りたいとこ、ないんでしょ」
その後、身勝手な男の専務に抱かれるが、彼女の涙が意味するものは・・

ゲイのエゴと、女を食い物にする男のエゴ。
この両者を経験する柴咲演じる女性の涙は、一体・・

ダレがちな展開を、母親の写真の謎で引っ張る。
商業映画を巧みにこなす犬童監督の巧さである。

（それにしても侍のような田中泯が伝説のゲイバーのママとは・・）