127時間 の サムサッカー・サム さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > 127時間
 > サムサッカー・サムさんのレビュー
127時間 の サムサッカー・サム さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 127時間
製作国,
上映時間94分
劇場公開日 2011-06-18
ジャンルドラマ,サスペンス,アドベンチャー,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 監督の技量や個性がよく出る映画、またはそういったモノを感じられる映画とはどういう映画だろうか。僕は「脚本が既に面白い映画」と「脚本がないような映画」かなぁと思う。誰が撮っても面白くなる映画なら、監督は自分の色を作品に入れたいだろうし、脚本が不利な映画なら監督は面白く演出しようと躍起になるハズ。いかにも素人発想だがこの場合、本作「127時間」は後者に当たるだろう。制約の多い実話物で、尚且つワンシチュエーションだから、監督にとっては技術とセンスを問われる難題に違いない。しかしダニー・ボイル監督はこの難題を巧くまとめ、力強いドラマを作り上げた。さすがアカデミー"個性派"監督。腕を切るという選択肢しかない中、それを実行に移す必然性の導き方は見事の一言だ。自分が窮地に立たされた経緯から、絶望の中で自分のこれまでの人生を静観し生への情熱を燃やし、生き残ったからこそ前へ!失ったからこそ得る!シンプルながら力強い、ポジティブな一作だ。また個人的には主人公に共感できたのも本作を楽しめた要因だろう。自分はよく一人で出掛ける方で、「単車にガソリン入れてくる。」と言い残してガソリン入れ、なんだか遠出したくなってそのまま装備無しで数日放浪することもある。映画ほど派手にやらかしはしないが、危険な目にも遭ったりするのでこの映画は僕(旅先で心細くなると確かに人生や家族や女のこと考えるんだよなぁ。)にとってはリアルで、気が気でない作品だった。以下余談ですが、僕は頭を怪我して赤黒い血がいっぱい出たのを見て以来、血が苦手で見ると気分が悪くなります。映画の流血とかは大丈夫なのですがリアル志向のヤツとかは苦手です。そういうシーンのときは、なるべく見ないように目をそらします。しかし今回は、行き先も言わずに一人旅をする僕なので「他人事じゃねぇぜ!しっかり見届けるんだ!」と腕切シーンを凝視。そして切断を見届けてホッとした瞬間、目の前が真っ暗になってそのまま数分気絶しました。ホントに。マジで。気づいたらアーロンがヘリで運ばれてたのでホントに数分と思いますが。結局は足元フラフラ、汗ダラダラながらも映画館から無事「生還」出来ました。失神モノの映画体験です。最近の3Dより刺激的でした。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-26 23:14:14)(良:3票)
サムサッカー・サム さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-08-04トランスフォーマー/ビースト覚醒7レビュー6.45点
2020-02-091917 命をかけた伝令8レビュー6.53点
2020-01-17ペット・セメタリー(2019)7レビュー5.50点
2019-12-19スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け9レビュー6.76点
2019-12-02ゾンビランド:ダブルタップ7レビュー6.70点
2019-11-21ドクター・スリープ8レビュー6.18点
2019-11-13エンド・オブ・ステイツ5レビュー5.84点
2019-11-09ターミネーター:ニュー・フェイト8レビュー6.01点
2019-10-23クロール -凶暴領域-6レビュー6.52点
2019-10-09IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。8レビュー6.00点
127時間のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS