羅生門(1950) の 民朗 さんのクチコミ・感想

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羅生門(1950) の 民朗 さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 私は初めてクロサワ映画を観たのですが、文句無しの面白さでした。躍動感溢れるカメラワーク、奇抜な構図、迫力ある殺陣など、エンターテイメントとして素晴らしい出来なのは勿論の事、原作「藪の中」の持つ、人の浅ましさや利己主義も自然と分かり易く描かれています。終盤まで人間の厭な部分をこれでもか!と見せつけた後、雨が止むと同時に一筋の救いが見えるという展開も素晴らしい。矢張り人にも希望を持ちたいのが人情ってもんです。
三船敏郎の演技は無論良かったのですが、それよりも京マチ子が演じる妻の豹変振りが一番心に残りました。お代官様の前では、さめざめと泣いていたのに、木こりの話の中では正に鬼ババ。私はここまで悪女、毒婦、妖婦、等の言葉が似合う演技を見た事がありません。
民朗さん [映画館(邦画)] 10点(2009-02-27 15:20:53)
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投稿日付邦題コメント平均点
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