キングコング: 髑髏島の巨神 の S&S さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > キ行
 > キングコング: 髑髏島の巨神
 > S&Sさんのレビュー
キングコング: 髑髏島の巨神 の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 コング、それにしてもでかくなったもんだ、ピー・ジャク版の五倍以上の大きさじゃないかな。懐かしの東宝特撮の南海ものを彷彿させるような怪獣プロレスに徹するところは清々しいぐらいです。でも敵役のオオトカゲ獣が怪獣と言うよりも妖怪に近い感じがして気持ち悪いことこの上なし。しかもこいつはよく見ると前脚しかないという奇妙な体型で、こんな生物が進化の道筋でどうして誕生したのか、夢想してみるのも楽しいかも。初代コングに対するリスペクトもきちんとあって、ピー・ジャク版にも登場したカニ蜘蛛がこれまた巨大化して御目見え、初代コングではカニ蜘蛛のシーンは残酷すぎるとカットされたのは有名なエピソードです。 ベトナム撤退直前の米軍ヘリボーン部隊を護衛に従えて髑髏島に乗り込むまでのストーリーテリングは、テンポも良く説得力があって申し分なし。でもやはり注目すべきなのは裏ストーリー、そうです、コングとサミュエル・L・ジャクソンと男と男(というかオス)の命を懸けた壮絶な対決!序盤でのコングとサミュエルのご対面シーンの迫力あることと言ったら、コングに対等に眼を飛ばせるのはやはりサミュエルしかいませんよ。後半ではほとんど『地獄の黙示録』のカーツ大佐状態でしたが、せめてお得意の決め台詞“Mother Fucker!”を最後まで言ってあの世に旅立って欲しかったです(笑)。 ジョン・グッドマンも実にあっさり喰われてしまうし、どう見ても死亡フラッグが立っていた黒人青年と中国女が生き残るのは意表を突かれましたが、よく見ると例によって中華資本が入っているのでしょうがないですかね。ラストを観れば続編を撮る気は満々なのが判りますが、どうも東宝特撮がらみの怪獣が出てくる雰囲気がプンプンします。キングギドラという説もありますけど、私はゴジラじゃないかと思います。ついに『キングコング対ゴジラ』の夢のリメイク実現!となるんでしょうか?
S&Sさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2018-01-10 21:01:20)
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-29江分利満氏の優雅な生活6レビュー7.00点
2024-03-26影の軍隊(1969)7レビュー6.60点
2024-03-23翔んだカップル オリジナル版5レビュー5.87点
2024-03-20300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~5レビュー5.34点
2024-03-17マシンガン・パニック4レビュー3.85点
2024-03-14ランナーランナー5レビュー4.80点
2024-03-11ガンズ・アキンボ5レビュー6.20点
2024-03-08バイオレント・サタデー3レビュー4.91点
2024-03-05大菩薩峠 第二部5レビュー6.33点
2024-03-02バタアシ金魚8レビュー5.81点
キングコング: 髑髏島の巨神のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS