醜聞(1950) の nobo7 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ス行
 > 醜聞(1950)
 > nobo7さんのレビュー
醜聞(1950) の nobo7 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 醜聞(1950)
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1950-04-26
ジャンルドラマ,法廷もの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 実にいい。説教臭いというか、いかにも作りもののベタなヒューマンストーリーなのに、実にいい。

 決してスマートなシナリオじゃなく、ダイナミックで斬新な映像を使っているわけでもない、役者の演技や設定もあざとかったりオーバーだったり、途中のワンシーンワンシーンや使われる音楽もそれぞれ切りだしてしまうと粗があるように思えるのに、観終わると映像と音楽と演技が見事に調和してつながっていたように感じる。

 編集の妙、展開の妙であり、実にうまい演技の志村喬を実質の主役に据え、三船敏郎の個性をスポイルすることなく完全に志村の引き立て役にしたキャスティングなど、監督の手腕に脱帽です。

 志村喬の演技では、この後の作品「生きる」が有名だけど、こっちの方が人間臭くてもっといいかも。
nobo7さん [DVD(邦画)] 8点(2010-07-07 03:05:04)
nobo7 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-07-06吶喊6レビュー6.25点
H.G.ウェルズのS.F.月世界探険6レビュー6.37点
2014-06-15第九軍団のワシ6レビュー5.44点
2014-06-07フランケンウィニー(2012)7レビュー6.84点
2014-06-01黒い十人の女6レビュー6.77点
2014-05-11飢餓海峡6レビュー7.64点
2014-05-11バトルシップ(2012)6レビュー5.77点
2014-05-11億万長者(1954)7レビュー5.50点
2014-05-11満員電車6レビュー6.50点
2014-05-11あの手この手(1952)6レビュー6.28点
醜聞(1950)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS