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《ネタバレ》 まず冒頭でマリー(フランカ・ポテンテ)が射殺されちゃうのにびっくり。
自分を狙っているのは誰なのか。ボーンに罪をなすりつけようとしているのは誰なのか。 前作より明らかにミステリー色とドラマ性が強い。そして展開が早い。アクションも速い。カーチェイスは凄い。 少年漫画のようなノリはナリを潜め、完全なる『映画』になっていますね。 カメラワークの臨場感も前作を凌いでいる気がします。 手ぶれ撮影が平気、むしろ結構好みな私にとっては、迫力が感じられてとても良かったです。 特にカーチェイスのリアル感は凄い。 今までのカーチェイスであれば、『ありえないでしょ』の神業連発で、なんだかんだ言って切り抜けちゃうのがセオリーっちゃあセオリー。 ところがこの作品は違います。ぶつかる。ぶつかる。 いや、そりゃ急に道路に飛び出したり、車線変更すれば、そりゃそーなるのが普通なんですが、映画ではそーならないのが普通なのに、あえてそれをやっちゃうっていうね。あれ?何を言っているのかよくわからなくなってきました。 個人的にはカーチェイスであんま熱くならないのです。車やレースに興味が無いっていうのもあるんですが。私にとってカーチェイスって、どちらかというと退屈なシーン。であることが多い。 ところがところが。この作品ではもう目が離せません。 すべてのアクションが最高級のレベルで仕上がっていて、それでいて前作の雰囲気を少しも損なっていません。サスペンスアクションの最高級と言ってもいいくらいです。 恋愛要素が完全に排除されたのも、個人的な好みと合致しました。 トレッド・ストーン最後の生き残りとニッキーの使い方が、おいしいけど、ちょっと出番少なくてもったいない気がします。 そしてブライアン・コックス演じるアボット。唯一サプライズ演出をできたかもしれないのに、ステレオタイプの黒幕で悪いやつってのがばればれ。これじゃあダニーが殺されちゃうシーンだって全然驚けません。まさにダニーは無駄死にですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-12-31 03:13:58)(良:1票)
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