ミラーズ(2008) の たきたて さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ミ行
 > ミラーズ(2008)
 > たきたてさんのレビュー
ミラーズ(2008) の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミラーズ(2008)
製作国,ルーマニア
上映時間110分
劇場公開日 2008-12-26
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,ミステリー,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》  最初はただのお化け屋敷映画と思って、斜に構えて見ていました。斜に構えて見るのは、怖さを少しだけ抑える効果があります。『ホラーを見たいけど怖いのは苦手』という方は試してみましょう。
 中盤くらいから、話が二転三転し始めて、ミステリー性が強くなってきて面白いです。
 主人公のベンの妹の殺され方がなかなにショッキング。でもこーゆー気合の入った演出は好きです。鏡の悪魔は関係者以外ノータッチと思っていたので、妹が殺されちゃったのは意外でもあります。でもそれは同時に鏡の悪魔の品格を下げることにもなってしまう。なぜなら、これではただの殺人狂だから。快楽殺人者と変わりません。そーゆーのって、怖くない。
 妹を殺された怒りから、ベンが鏡の悪魔と対決する姿勢を見せるのは悪くないです。その分恐怖感は半減してしまいますが、正直ここまで十分怖い思いして、『びびり疲れた』ので、この方向転換はホッとします。
 ベンの妻が鏡の悪魔に気付き、ベンが信頼を取り戻すタイミングがベスト。全く好転しない鬱々とした物語に射す一筋の希望。ホラー映画だからこそ、こーゆーちょっとだけ気分がアガる演出が大事だと思います。
 最後のオチ。本来であれば好きじゃないのですが、今作はなぜか受け入れられた、というか良かったです。つまり、鏡の悪魔に関わって殺された、死んじゃった人たちは鏡の中に魂が閉じ込められちゃうわけですね。『手形』の数だけ死んだ人の魂が鏡の中に閉じ込められているってことでファイナルアンサー?『手形』の謎が解けてスッキリです。
 家族を救うことができた。自分自身は多分瓦礫の下で死んでて魂は鏡に囚われちゃった。ハッピーエンドでもありバッドエンドでもある。絶妙なフィニッシュ。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-23 00:11:29)(良:1票)
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-21アクアマン6レビュー6.77点
2024-04-20エンダーのゲーム7レビュー5.88点
2024-04-18アナベル 死霊博物館7レビュー4.63点
2024-04-16人狼ゲーム8レビュー6.33点
2024-04-15ケープタウン(2013)7レビュー6.20点
2024-04-14飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲6レビュー5.26点
2024-04-10パージ:エクスペリメント7レビュー5.50点
2024-04-09メトロ427レビュー7.00点
2024-04-07武器人間7レビュー5.50点
2024-04-05好きっていいなよ。7レビュー3.80点
ミラーズ(2008)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS