人狼ゲーム ラヴァーズ の たきたて さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > 人狼ゲーム ラヴァーズ
 > たきたてさんのレビュー
人狼ゲーム ラヴァーズ の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人狼ゲーム ラヴァーズ
製作国
上映時間108分
劇場公開日 2017-01-28
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  ああ、また役職オープンにしちゃったか。
 しかも人狼、恋人、キューピッド、重要な役職があっという間に判明。
 消去法で佳奈が霊媒師、管すばるが予言者ということもわかってしまいます。
 よって『プリズン・ブレイク』のときのような、推理ゲーム的面白さは弱い。
 そのぶん処刑シーンや襲撃シーンを復活。過激な描写とスプラッタな映像に振り切っている感じ。
 あとは人狼ゲームを楽しむというより、役職がわかっているうえでの、登場人物の駆け引きや人間ドラマをお楽しみくださいってことなんでしょう。
 面白かったのは、恋人の二人が人狼側と村人側に分かれちゃっているところ。
 人狼の2人は、本来協力関係であるはずなのに、この恋人システムのせいで仲間の人狼を信頼しきれない構図ができています。そのため、人狼が人狼を襲うというのもアリ、という解釈ができてしまうのです。これにより、今までにはない人間ドラマや緊張感を作ることに成功しています。
 でも良かったのはそこぐらいかな。
 後味の悪さは気になります。
 今までで最悪の主人公と言っていいでしょう。良心のカケラもありません。
 今作の主人公はシリーズ中はじめて、『自分の命が助かるため』でもなければ『大事な誰かを助けるため』でもなく、『お金のため』に動きます。
 最悪だったのは、最後の投票。恋人陣営3人で勝ち残れるのに、賞金の分け前が減るという理由だけで、味方のキューピッドを吊ります。しかもこの吊られた八木ひなたは、もっとも主人公に協力的で、好意的で、そして余命いくばくもない薄幸の美少女。そんな少女を主人公に処刑させるっていう趣味の悪さ。
 更には一緒に勝ち残ったもう一人の恋人は、ゲームと関係ないところで殺害。
 すべては1億円を独り占めするため。
 2人が不憫すぎて、この決着のさせかたはとても不愉快です。
 あ、でもサスペンス映画としては、もちろん面白かったですよ。
たきたてさん [DVD(邦画)] 7点(2024-05-09 15:35:57)
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-23ゲッタウェイ スーパースネーク4レビュー5.45点
2024-05-22ザ・ホスト 美しき侵略者7レビュー5.80点
2024-05-20あなたにも書ける恋愛小説8レビュー5.50点
2024-05-20ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey7レビュー5.04点
2024-05-15銀の匙 Silver Spoon5レビュー6.16点
2024-05-13プロジェクト・アルマナック7レビュー7.00点
2024-05-12L.A. ギャング ストーリー5レビュー6.27点
2024-05-09人狼ゲーム ラヴァーズ7レビュー5.33点
2024-05-08人狼ゲーム プリズン・ブレイク8レビュー6.14点
2024-05-05シャザム!7レビュー6.26点
人狼ゲーム ラヴァーズのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS