ブレイブハート の たきたて さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > フ行
 > ブレイブハート
 > たきたてさんのレビュー
ブレイブハート の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブレイブハート
製作国
上映時間178分
劇場公開日 1995-10-14
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》  映画として、エンターテイメントとして、非常によくできていると思います。見るのは二度めですが、一度目は10代のときに見たので、その時のほうがより感動が大きかった気はします。年とともに、感情移入できる作品の種類が確実に変わっていることを認識できました。ちなみに、当時の印象ではなく、今回鑑賞した際の感想と点数を投稿させていただきました。
 話自体は実はそれなりに複雑で、微妙な人間心理が幾重にも交差しているのですが、それを感じさせないほどわかりやすいストーリーになっております。だから映画として素直に面白いし、スケール、迫力、臨場感、サウンド、どれをとってもトップクラスではないでしょうか。脇役や敵役の人達の個性も確立されていて、登場人物のキャラ分けは完璧とも言えるくらいです。
 ただの爽快アクション活劇かと思っていたら、中盤辺りから徐々に、ウォレスをとりまく不穏な空気が作品を支配し始めます。ハッピーエンドを疑っていなかった前半が嘘のようです。とりわけ仲間の貴族たちが発する嫌な空気がたまらないです。まるで薄氷を歩き続けているかのような空気。いつ割れるかもしれない不安感。
 しかし、その不安を拭い去るかのような戦いに、一瞬は安堵するのです。敵歩兵部隊と握手を交わし、攻勢に転じる名シーンがあって、正直ほっとします。ところがほっとしたのも束の間、優勢に戦を進めていたにも関わらず、ここできちゃうか、貴族の裏切り。この一連の流れはフィクションであることを忘れそうになるくらいの完成度で、この戦のシーンだけでも観る価値のある映画でしょう。
 思いつく限りの名シーン、名場面を出し尽くしているかのような作品で、そりゃあ面白いに決まっているのですが、当然この手のジャンル、この手のストーリー展開に好き嫌いはつきもの。しょうがないですね。私自身、このストーリー展開はどうしても好きにはなれません。ただそれをふまえても面白かったと、ちょっと感動したと、素直に思います。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-10 06:53:48)
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-29グランド・イリュージョン 見破られたトリック7レビュー5.50点
2024-03-24ピーターラビット4レビュー5.93点
2024-03-21百瀬、こっちを向いて。5レビュー5.64点
2024-03-18鑑定士と顔のない依頼人3レビュー6.79点
2024-03-17パージ:アナーキー7レビュー6.06点
2024-03-16グランド・イリュージョン7レビュー5.68点
2024-03-16アラジン(2019)8レビュー7.24点
2024-03-11ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館6レビュー5.82点
2024-03-11百円の恋6レビュー7.32点
2024-03-11ミスエデュケーション3レビュー5.00点
ブレイブハートのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS