マイ・ボディガード(2004) の miki さんのクチコミ・感想

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マイ・ボディガード(2004) の miki さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マイ・ボディガード(2004)
製作国,メキシコ
上映時間146分
劇場公開日 2004-12-18
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「燃える男」の冷徹極まる壮絶なる復讐劇。凄まじい!の一言。監督サン!カンベンして下さい、と言わんばかりの凝りに凝った演出にパン・ズームの雨あられ。兄・リドリーとは似ても似つかないその独自の画作りはまさに独特の世界へ誘ってくれる。そしていつの間にかそんな映像も気にならなくなっている程にそのストーリーに引き込まれていた。もうデンゼルとダコちゃんの2人の間に芽生え始める感情は王道なんだけど、まぁ2人の繊細な演技が上手い上手い!「生きて」いなかったクリーシーに再び「生命」を与えてくれたピタが拐われ、殺されたと知った時、クリーシーの心に消した筈の「炎」が再び宿り、「死のアーティスト」が動き出す。相手は腐りに腐った団結組織by「エルマンダー」の糞ウジども。指を切り落とし、ショットガンで脚を、手を吹き飛ばす!クリーシーへの感情移入がハンパないので興奮度はMAX!そしてかつての戦友レイのバックアップによる安心感と存在感が何とも頼もしい事!クリストファー・ウォーケンの存在感のデカさは流石です。しかしここで気付く。ピタに会う前のクリーシーに生気は宿っていなかった。そして復讐を手際良くこなしていく様は本来の彼の姿であるという事に。皮肉な運命。ピタに出会い、得難い生き甲斐を見出したクリーシーだけど、ピタを失い取り戻したのはかつての自分。神に赦される事のない過去を背負うクリーシーには平穏など望めなかったのかもしれない。不発した9m弾はそんなクリーシーに与えられた最後の平穏だった訳だ。ピタが生きている事が分かってクリーシーが命と引き換えにピタを母親の元に返すラストは少し路線が外れた感もあるけど、ピタを想うクリーシーの壮絶バイオレンスのお陰で切なさ倍増でした。「マイ・ボディガード」ってヤワな邦題が何ともそぐわないですが、脇を固めるキャストも魅力的で、トニー&デンゼルのコンビ作では自分の中では最高傑作!でした。
mikiさん [DVD(字幕)] 9点(2012-06-02 22:48:46)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-08-27エイリアン:コヴェナント7レビュー5.75点
2016-05-24グリーン・インフェルノ(2013)4レビュー5.29点
2015-12-22スター・ウォーズ/フォースの覚醒9レビュー6.85点
2015-12-10007/スペクター4レビュー6.43点
2015-10-26セッション8レビュー7.59点
2015-08-22アンダー・ザ・スキン 種の捕食7レビュー4.81点
2015-08-11ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション8レビュー6.99点
2015-08-07007/ゴールデンアイ8レビュー6.04点
2015-07-13ターミネーター:新起動/ジェニシス4レビュー5.30点
2015-06-17マッドマックス 怒りのデス・ロード8レビュー7.72点
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