宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ウ行
 > 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
 > かっぱ堰さんのレビュー
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
製作国
上映時間112分
劇場公開日 2014-12-06
ジャンルSF,アドベンチャー,戦争もの,アニメ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 オープニングの止め絵とバイオリンが軽薄な感じで、いかにも番外編的なのが期待感を減衰させる。
本編に関しては、斉藤に始まって斉藤に終わるという趣向は面白くなくはない。また序盤のラブコメ展開が可笑しく、山本玲もなかなか可愛いやつだと思わされる(前作でも可愛く見えたが)。中盤の大和ホテルは明らかに脱線のようだったが、終盤では銀河スケールに広がる異種族間での交配が可能な理由を説明していたようで、これはシリーズ初のことと思われる。
ところで劇中のバーガー氏は老けて見えるが、設定資料によるとまだ27歳(地球年齢換算)とのことらしい。この男の荒んだ心を和ませて、異種族間でもわかりあえるとの実感をもたらしたのが桐生美影嬢(18歳)の存在だったのだろうから、どうも今回は“かわいい女の子が宇宙を平和にする”というようなのが主要メッセージだったと解される。わが国のカワイイ文化が宇宙を席巻する時がいずれ来るのかも知れないが、そういう面でガトランティスは全く可愛気のない種族であるから、滅ぼしてしまっても一向に差し支えないという気分になる。もしこの延長上で続編を製作するのなら、次はガトランティス人のかわいい女の子も出して、最後は平和に収めるのが望ましい。

なお続編に関していえば、現実問題として波動砲が使えないヤマトのままで続編を作ることなどありえない、ともいえなくはない。前作のような経過で封印したからには、これを復活させるとまるで日本が核武装したかのような印象を生じるわけで、それでもやるというならやってみろ、という感じだが、とにかく愚行は繰り返さないと約束したのだから守るよう期待したい。
まあそれはそれとしても今回は見事に枝葉というか、2199の枠から逸脱しない範囲で収めた形になっており、これは自分としても感謝しておかなければならないかも知れない。ラストで「俺たちの銃は、同胞に向けるためにあるんじゃない」に続けての「ヤマトです」は、ベタではあるが泣かせるともいえる。エンディングテーマの最後のフルートが余韻を残す終幕だった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2015-10-14 19:21:21)
かっぱ堰 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-20オクス駅お化け5レビュー4.66点
オンマ/呪縛6レビュー5.50点
2024-04-13リゾートバイト6レビュー6.20点
2024-04-13“それ”がいる森4レビュー3.20点
2024-04-13事故物件 恐い間取り6レビュー3.56点
2024-04-06モロッコ、彼女たちの朝5レビュー5.00点
2024-04-06ラフィキ:ふたりの夢5レビュー5.00点
2024-03-23ザ・デッド インディア6レビュー6.50点
2024-03-16FUNAN フナン7レビュー7.00点
2024-03-16シアター・プノンペン7レビュー7.00点
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS