1/11 じゅういちぶんのいち の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > 1/11 じゅういちぶんのいち
 > かっぱ堰さんのレビュー
1/11 じゅういちぶんのいち の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 1/11 じゅういちぶんのいち
製作国
上映時間80分
劇場公開日 2014-04-05
ジャンルドラマ,スポーツもの,青春もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 人気マンガを使って適当に作って適当に稼ぐタイプの映画かと思ったらそうでもなかったようで、控え目な背景音楽が落ち着いた雰囲気を出しており、少し台詞をじっくり語りすぎる感じはするが誠実に作られた印象がある。
最初の方では話がばらばらに見えているが、それがかえってその後の展開を期待させる。前半で主人公と新入部員2人、またそれぞれに関わる女子の思いを描いておき、後半にその大元になった事件を出して、全てを一つの流れにまとめていくのは説得力のある構成である。主人公の受けた影響がサッカー部だけでなく、それ以外の人々にも波及していくのは「思いの数だけ未来がある」というコピーにも素直につながり、最後の試合の場面でカメラ女子と演劇部がまた顔出ししていたのは微妙に感動的だった。終わってみれば「キラキラ」という言葉が印象に残り、真面目に語るのが恥ずかしい内容ではあるが心情的には全面肯定したくなる。
ただ重要な要素として心霊現象が出て来るのは感心できることではないが、これが原作由来なのであればまあ仕方ない。

ところでヒロイン役は体型がサッカー選手のようには全く見えず、実際にやらせるとボロが出るのではと危惧したがそのように見える箇所はなく、顔の表情の方が強く印象に残るので問題ない。このヒロインは前半ほとんど出ないのでいつ出るのかと心配になるが、その間も他の主要キャストの女優を見ていれば飽きることがない。特にマネージャー役が可愛らしいので心和むものがあるが、主題歌もこの人の持ち歌であり、声もきれいで張りがあるのが印象的だった。ほかにカメラ女子や演劇部も味のある人物像になっており、うち演劇部の部長は大人びた感じだが小柄で可愛らしくも見え、自分としても昔こういう先輩がいたなと思い出すものがある。そのほか、男連中も好印象だったと一応書いておく。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-21 19:20:23)
かっぱ堰 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-13リゾートバイト6レビュー6.20点
“それ”がいる森4レビュー3.20点
事故物件 恐い間取り6レビュー3.56点
2024-04-06モロッコ、彼女たちの朝5レビュー5.00点
2024-04-06ラフィキ:ふたりの夢5レビュー5.00点
2024-03-23ザ・デッド インディア6レビュー6.50点
2024-03-16FUNAN フナン7レビュー7.00点
2024-03-16シアター・プノンペン7レビュー7.00点
2024-03-09イビルアイ3レビュー4.50点
2024-03-09ベネシアフレニア7レビュー6.50点
1/11 じゅういちぶんのいちのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS