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《ネタバレ》 僕の名前はオッド・トーマス。何処にでも居る、いたって普通のフリーターだ。セレブでもないし、その子供や恋人ってわけでもない。でも、僕の生活はほんの少し変わっているんだ――。死者の霊が見えるという特殊な能力を持つ青年“オッド(奇妙な)・トーマス”。持ち前の正義感から、彼はそんな能力を活かして世の未解決殺人事件を解決へと導き、幼馴染みの超可愛い彼女ストーミーともラブラブという、とっても充実した毎日を過ごしていた。だが、ある日、血の匂いに惹き寄せられる死神ボダッハが大量発生したことをきっかけに、オッドとストーミーは恐ろしい大量殺人計画へと巻き込まれてゆくのだった…。これまで肩の凝らない良質のエンタメ映画をいくつも撮ってきたスティーブン・ソマーズ監督が新たに挑んだのは、そんなシンプルな青春ホラーアクションでした。冒頭から始まる、この監督らしい小気味の良いスピーディーな展開と軽快でノリのいい音楽、死神や霊たちの適度なグロ描写、そして主人公オッドの青臭~いモノローグでぐいぐい引っ張る二転三転するストーリー展開等々なかなか面白かったっすね、これ。まあ、ベタっちゃあベタですけど、この手の中2病的青春映画には珍しく主人公が初めから妄想力爆発なぐらい超リア充なとこはけっこう新鮮だったかも。特に、オッドの彼女ストーミーを演じた女の子が滅茶苦茶可愛いくてしかも性格もスタイルも抜群(そのホットパンツから覗くすらりと伸びた両脚なんてめっちゃキュートで、思わず「その脚で僕の首を絞めてくれたならもう霊になってもいいかも!」なんてアホなことを考えてみたり…笑)で、そんな彼女とますますリア充爆発しちゃうクライマックスなんか観ていてちょっぴり腹立つくらいだったのだけど、最後の意表を突くラストシーンには完全にやられちゃいました。まさか、こうくるとは…。うーん、切ない!!というわけで、ちゃんとツボを押さえた楽しいアクション映画でありながら、最後は意外にも切ない余韻を残してくれる良質のエンタメ作品であったと思います。うん、7点!
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-09 00:43:13)
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