キャリー(1976) の ぽてころ さんのクチコミ・感想

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キャリー(1976) の ぽてころ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キャリー(1976)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1977-03-03
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,シリーズもの,青春もの,学園もの,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 幼き小学生の時、どうしても観たくて、親にせがんで連れていってもらい、結果その日は一切ご飯は食べられず、三ヶ月位キャリーに取り憑かれました(笑)。今まで繰り返し何度鑑賞し、何度泣いた事か。シシー・スペイシクは、今でも私にとってベストアクトレスです。成人して、また中年になって観てみると、登場人物の見方も変ってくるものですね。例えばコリンズ先生。教育熱心で、弱き者の味方で、と当初見てましたが、その潔癖さゆえに自身の思慮の浅さに気づいていない。あんな形で罰を与えたら、クリスのような傲慢ないじめっ子はキャリーに矛先を向けるでしょう。スーもしかり善人だからこその正義感もあったのでしょうが、そういう味方であろう人達の行為も、悲しい事ですが少しずつあの惨劇に滑車を推し進めていたのでしょう。辛く哀しいキャリーの最期。しかし、やはりキャリーは死ぬしかなかった。彼女は哀しいけど、深く罪深い。惨劇のあとのキャリーは、すっかり壊れてしまったのでしょう。もはやトミーやコリンズ先生などへの言葉は一言もありません。自分を憐れみ、母の胸を求め、罪を認識せず、母と同じ道を行くと口にする。そんなキャリーは、無垢で子供のように純粋なのだけど、命を閉じるしかない。どなたかが、デパルマは泣きながらキャリーを殺す、と表現されてましたが、まさに私達も泣きながら彼女の死を見届けなければいけない。今度生まれ変わって来る時は幸せな人生を、と祈りながら。。。プロムのあと、何も起こらずキャリーが、誘ってくれたトミーと笑顔で二次会に行く、、、そんな幸せな姿、来世では叶えてあげたいです。
ぽてころさん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-06 01:42:07)
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投稿日付邦題コメント平均点
2014-10-24舟を編む7レビュー6.57点
2013-10-26南極料理人8レビュー6.90点
2013-10-04ジェネラル・ルージュの凱旋8レビュー6.29点
2013-10-03ジャージの二人6レビュー6.19点
2013-09-29藁の楯6レビュー5.34点
2013-09-17キャビン6レビュー6.35点
2013-09-14エイミー(1997)8レビュー7.45点
2013-09-07ロック・オブ・エイジズ7レビュー6.60点
2013-08-06キャリー(1976)10レビュー7.02点
2013-08-04ツナグ7レビュー5.58点
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