ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド の ⑨ さんのクチコミ・感想

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド の ⑨ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
製作国
上映時間159分
劇場公開日 2019-08-30
ジャンルドラマ,犯罪もの,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 アル・パチーノ扮するプロデューサーから現実を突きつけられリック・ダルトンは泣く。とにかくよく泣く。自分が読んでる本の主人公と自分を重ね合わせ子役の前でも人目もはばからず泣く。台詞をとちりまくって激高し、その後気を取り直して見せた会心の演技を称賛され泣く。そうかと思うと隣に今注目の監督ロマン・ポランスキーとその妻が引っ越してきたことを知りテンションが上がって機嫌を直したり、まさに感情の生き物と言える人物だが愛らしく憎めないキャラクターにディカプリオは作り上げている。

クリフ・ブースはまさに無敵の男。ブルース・リーを車に叩きつける男なんて無敵以外の何者でもないのだが(車がメチャへこんでて爆笑)、これがメチャかっこいい。一挙手一投足にカッコよさと色気を感じさせる程のブラッド・ピットのハマり具合。男女問わず惹きつけられるのではないか。

主演二人の演技力とスター性を思う存分発揮した幸福な初共演。この二人がとにかく良い。落ち目の俳優リック・ダルトンとそのスタントマン クリフ・ブース。この二人の仲睦まじい感じがとにかく観ていて楽しいのだ。リックの出演したテレビドラマをピザとビールをつまみにワイワイ騒ぎながら観るところとか観ているこちらが思わずニヤニヤしてしまう。


ポランスキー夫妻が登場した時から始まる惨劇へのカウントダウン。しかし、「イングロリアス・バスターズ」でも見せたようにタランティーノの前では史実すら吹き飛んでしまう。

無敵の男のところへ踏み込むマンソン・ファミリー。そして、とどめの「マクラスキー 14の拳」。あまりにも痛快なラストに思わず爆笑してしまうと共に安堵もする。そう思わせるのはシャロン・テートの日常を魅力的に描いたからだろう。映画館へ出演作を観にいく彼女。ポスターの前でポーズをとる彼女。自分の演技への観客の好反応に無邪気に喜ぶ彼女。こんなかわいらしい人が惨劇に会わずに済んで良かったと心底思うのだ。

もちろんこれはフィクションだ。でも、いいじゃない。映画の中くらいこういうことがあってもさ。タランティーノが作り上げたキャラクターがラストに隣人とあいさつを交わす。粋だし愛情がつまってる。こういう形の映画のマジックもあるんだなあ
さん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 00:44:24)
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投稿日付邦題コメント平均点
2019-11-12ターミネーター:ニュー・フェイト6レビュー6.01点
2019-09-07ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド8レビュー6.88点
2019-08-16湯を沸かすほどの熱い愛8レビュー6.27点
2019-07-26スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム8レビュー6.63点
2018-10-02ライト/オフ6レビュー5.55点
2017-12-17スター・ウォーズ/最後のジェダイ7レビュー5.79点
2017-12-06映画 ビリギャル7レビュー6.86点
2017-11-24M:I-25レビュー5.31点
2017-11-24ミッション:インポッシブル8レビュー6.72点
2017-11-17ミッドナイト・ミート・トレイン6レビュー5.47点
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