悪魔の手毬唄(1977) の camuson さんのクチコミ・感想

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悪魔の手毬唄(1977) の camuson さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 悪魔の手毬唄(1977)
製作国
上映時間144分
劇場公開日 1977-04-02
ジャンルサスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 子供の頃テレビで何回か見ています。原作小説は未読です。幼少期の強烈なトラウマという意味では、犬神家のスケキヨサンにはかなわないものの、本作の半身赤あざの里子サン、顔黒焦げの恩田サン、ならびに、そのおぞましい血しぶきは、充分心に焼き付いております。静謐ながら何かの意思や存在をも感じさせる奥山の森林、外界から閉ざされがちな地に細々と伝承される手毬唄の調べ、手毬唄を題材にした見立て殺人の異様なビジュアル、時の流れに翻弄される人の生活と情、複雑な人間関係、二十年前と現在の殺人トリックの重ね合わせの妙、効果的に配置された笑い、などなど、様々な要素がバランスよく絡み合っていて、浮いてる要素がないため、創作世界としてのリアリティが得られており、多少ムリなところがあっても押し切れていると感じます。
camusonさん [DVD(字幕)] 9点(2023-07-06 18:32:20)
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