ゆきゆきて、神軍 の camuson さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ユ行
 > ゆきゆきて、神軍
 > camusonさんのレビュー
ゆきゆきて、神軍 の camuson さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゆきゆきて、神軍
製作国
上映時間122分
ジャンル戦争もの,ドキュメンタリー,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ドキュメンタリー映画。主人公である奥崎謙三が、かつて自分も所属した日本軍ニューギニア残留部隊において実施された、兵士の不可解な処刑について、その遺族とともに関係者を訪問して、真相を追求するという内容です。当初、関係者の口は非常に堅かったのですが、暴力的に追い詰めることにより、口を割らせていきます。関係者が深刻に苦悩しているのがよくわかるわけですが、どういうわけだか、どこか笑ってしまうつくりになっているんですよね。奥崎謙三という男のキャラがとにかく強烈で、バイタリティと行動力が半端じゃなく、物腰低く相手の懐にもぐりこんだり、滔滔と自分語りをしたり、思い通りに行かないと急にキレて恫喝したり、文字通り寝技に持ち込むしぶとさです。適所でキレることで、こいつヤバイと思わせて、相手の戦意を削ぐんですよね。実際それ以上にヤバい人なんですけど。変な人が一人いるだけなら、あり得る話と言えるのですが、処刑された兵士の妹なる人物が、これまた強烈なキャラで、なんと、こともあろうか、(インチキ臭い)霊能者なんですね。奇跡的です。笑ってしまうシーンは多いのですが、特に好きなのは、押しかけた関係者宅のこたつの上に、たまたま置いてあったみかんを並べて、処刑時の立ち位置を再現して、問い質すシーンですね(人が死んでるんやで・・・)。処刑を指示したとされる隊長の妻が、撮影隊に対抗して写真を撮りまくっていたシーンも、結構好きです。
camusonさん [DVD(字幕)] 9点(2023-03-20 19:21:03)(良:1票)
camuson さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-22太陽の帝国(1987)6レビュー6.65点
キサラギ9レビュー7.51点
処刑の部屋1レビュー4.83点
ローマの休日5レビュー8.42点
レイクサイド マーダーケース5レビュー5.07点
2024-04-14メメント8レビュー7.04点
2024-04-14若草物語(1949)8レビュー6.65点
2024-04-14鬼が来た!6レビュー7.76点
2024-04-14パッチギ!5レビュー6.75点
2024-04-14運命じゃない人9レビュー7.83点
ゆきゆきて、神軍のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS