1. <ネタバレ>ギャング絡みの古典的ハードボイルドだと思い、これは外せない映 .. >(続きを読む)
1. <ネタバレ>ギャング絡みの古典的ハードボイルドだと思い、これは外せない映画なんだろうと観てみましたが、かなり違いました。ああ、そういう映画だったのかーという感想。割と新しい映画でしたか。83年公開です。
アル・パチーノ演じるトニー・モンタナの破滅的マフィア人生のお話。成り上がりたいという思いが、あんなキャラクターを形作るのでしょうか。無鉄砲なのかそれなりに出世の算段があったのか最後まで分からず。暗黒街で富と地位を築き、それでも満足せずその地位を守るが為に疑心暗鬼が募る。クスリに逃げる。分からなくはない。共感はできませんでしたが。
反抗的、短気、粗暴、好きな人には大好きな主人公像、熱演であります。後のいろんな映画はこの映画へのオマージュだったりするんですかね。
クライマックスの銃撃戦はマンガです。線の細いターミネーターみたいなのが出てきてコメディかよ!と腰砕け気味に。観ておいて損は無かったけど長かったな〜。
2. <ネタバレ>リアルタイムで劇場で見ましたが今回初めて吹き替えで見ました。 .. >(続きを読む)
2. <ネタバレ>リアルタイムで劇場で見ましたが今回初めて吹き替えで見ました。
Fワードは日本語では「クソッ!」なんですね。
ラストの屋敷の銃撃戦は今見ると安っぽいセットだというのがよくわかります。
あっという間の3時間。
ブライアン・デ・パルマ監督の「カリートの道」とセットで名作だと思います。
3. <ネタバレ>麻薬を鼻からすいすぎると、やはり頭がおかしくなるんだろうな・ .. >(続きを読む)
3. <ネタバレ>麻薬を鼻からすいすぎると、やはり頭がおかしくなるんだろうな・・・
バッドエンドでありながら、後味はすっきりというか、「まぁそうなるわな」と。
4. <ネタバレ>一言で言うなら、アルパチーノがブチ切れてる映画ですね。
3 .. >(続きを読む)
4. <ネタバレ>一言で言うなら、アルパチーノがブチ切れてる映画ですね。
3時間弱ある大作ですが、時間を忘れて見入ってしまいました。
自分を裏切ったり、コケにした奴には容赦なく引き金を引く主人公トニー。
だが根っからの悪党というわけではなく、家族思いであったり、無関係な人を巻き添えにするのを嫌がる、映画を見る人に愛される一面も。
最終的にはもう正気を失ってヤケになりますが、最期まで潔い散り際を貫きました。
不器用で横暴で身勝手だけと、こんなにも魅力的な主人公を演じられるのはさすがですね。
あと、一番印象的だったのは初めてミッシェル・ファイファーが出てくるシーンです。
あんな美しい人がこの世にいるもんかと目を疑いました。
5. <ネタバレ>重厚なギャングものかと思いきや、'80年代ポップス .. >(続きを読む)
5. <ネタバレ>重厚なギャングものかと思いきや、'80年代ポップスのミスマッチに拍子抜け。アル・パチーノの狂気の熱演だけでは170分はちょっと長い。それでも心に残る台詞がある。元ボスの「人の欲望に底はない」と母親の「工場で真面目に働け」である。前者は欲望に見合うだけの冷徹さがなければ破滅するだけであり、後者は身の丈に合わないことをすればただのチンピラでしかない。トニーはギラギラの野心を持て余しながらも、家族に、仲間に固執していた一面があり、失ってしまう恐さに苦しみ、コカインに逃げてしまう。もし、その両方を手に入れたいのであれば、欲望と上手く折り合いをつけなければならない。歯止めがきかなかったから、ただのチンピラなのだ。嵐のような銃撃戦が圧巻。そして彼は背後から刺客に撃たれ、"WORLD IS YOURS"と刻まれた地球儀のモニュメントが虚しく輝く。当時のアメリカン・ドリームにおいて、成り上がりたい者たちに共感される理由は分かる。這い上がれなければ社会に存在しないのも同然の、アメリカの歪さと病理が鏡のように映し出されているのだ。
6. <ネタバレ>もはや米国のギャングスタ界隈など「タフに生きることを決めた」 .. >(続きを読む)
6. <ネタバレ>もはや米国のギャングスタ界隈など「タフに生きることを決めた」男達にとっては聖典になっている本作。デ・パルマの演出、オリーバー・ストーンの脚本、そしてアル・パチーノの演技と、全要素の脂が乗りまくっているこの時期だから作れた奇跡のような作品。とにかく無鉄砲でself-destructive(自滅的)な人生は観ていて辛くなるものがあるが、一本筋が通っていて、曲った事はしたくない、自分に正直なこのトニー・モンタナという男は、まさに男が惚れる男なのだろう。ラストにおける主人公の死に様は、個人的に「俺たちに明日はない」や「天国の門」に並び映画史に残る壮絶なものだと思う。話は変わるが、昔TBSで放送されていた長渕剛主演の伝説のドラマ「とんぼ」は、キャラクター設定やストーリーなど殆どこのスカーフェイス(というか「暗黒街の顔役」)の丸パクリである。
7. デ・パルマの映画には2種類あると思う。映像に凝りすぎちゃうタ .. >(続きを読む)
7. デ・パルマの映画には2種類あると思う。映像に凝りすぎちゃうタイプと、演出抑えめのドラマ重視タイプ。
個人的には前者のタイプが好きだが、この映画は後者の中でも特に面白い作品だと思う。
とにかく3時間近い上映時間なのに全く飽きる事がない。一人の男ののし上がる様をじっくり描いているのだが、それでもまだ時間が足りなかったのではないか。皿洗いとか雑用してたのが、急に大物になるまでが早すぎたように思う。しかし、それだけ凝縮され濃密な170分であるのでだれる事がない。
パチーノの演技はもはや語りつくされていようが、この演技は神ってるとしか言いようがない。凄い存在感。そのキャラクターの持つ熱量に圧倒される。
8. <ネタバレ>アルパチーノのギャングもので1番面白い。囚人から成り上がって .. >(続きを読む)
8. <ネタバレ>アルパチーノのギャングもので1番面白い。囚人から成り上がっていき、大ボスになるという過程がとにかくカッコ良いです。頭が良くて真っ直ぐな性格だったのだが、ヤクはやっぱり怖いですね。これのせい?で最期は全てを失ってしまうのですが、とにかく人間臭くて良い。秀作。
9. アルパチーノを語るうえで避けては通れない代表作。
トニー・ .. >(続きを読む)
9. アルパチーノを語るうえで避けては通れない代表作。
トニー・モンタナのアルパチーノがはまり役でまあかっこよすぎですわ。
暇があれば煙草と同じ感覚で机の上にコカインを撒き鼻で吸引。裏切者や気に食わないやつがいれば直ぐに銃で乱射。
闇社会をのし上がってそして自滅していく。王道なストーリーだがドラッグ・マフィアムービーの先駆者。傑作でしょう。
10. <ネタバレ>トニー・モンタナというこの男の魅力がよかった。
この男は成 .. >(続きを読む)
10. <ネタバレ>トニー・モンタナというこの男の魅力がよかった。
この男は成り上がりたいという欲求だけ強く持っているのだが、
成り上がってみたら、何をしてきたのか、すっかり分からなくなってしまい、
半ばやけくそになってしまい、そのやけくそを周りに伝播させながら、自分自身も後戻りはできず死んでしまう。
登場人物全員の疲れ方や、みんなやけくそになって
みんな死んでしまうというストーリー自体、みもふたもなくてよかった。
それにしても、あのラストシーンはちょっとやり過ぎだと思った。
11. <ネタバレ>まさに成り上がり人生である。度胸があるというか肝が据わってい .. >(続きを読む)
11. <ネタバレ>まさに成り上がり人生である。度胸があるというか肝が据わっているというか器がでかいというか、とにかくすごいです。でもこの主人公の人生、生と死の紙一重なことばかりです。仲間が電ノコで腕とか切られたシーン、この時点でアルパチーノも死んでたかもしれないし、そう考えるとここまで大物になれたのは強靭な運の持ち主でもあったのかもしれません。ただ、最後のシーン、ああいう散り方で終わるのはちょっと残念でした。もう少し「さすが大物」と思わせるようなエンディングだったらもっと良かったです。
12. <ネタバレ> 私もやっとトニーの人生を丸ごと受け入れることができるように .. >(続きを読む)
12. <ネタバレ> 私もやっとトニーの人生を丸ごと受け入れることができるようになってきた。あんなに成り上がったことはないけれど。失うもののなかったトニーは無敵だった。しかし一度は手に入れたと思ったものがどんどん無くなっていく。疑心暗鬼にかられ、テレビカメラを何台もつけ、保身に走り、仲間をも撃つ。
私も今ならわかる。人生は恐ろしく長い。トニーはもっと早く殺されるべきだった。長生きしすぎた。いくらかのことを手に入れて喜んでいるうちに死ぬべきだった。おかげで死ぬよりも悲しい思いをする。だからあのラストシーンは…、彼なりの自殺だ。ジャンキーになり下がったトニーの壮絶で凄惨な自殺だ。
13. <ネタバレ>囚人からマフィアになっていく男の話。
やがて歯車が狂い始 .. >(続きを読む)
13. <ネタバレ>囚人からマフィアになっていく男の話。
やがて歯車が狂い始めてすべてを失ってしまう。
アルパチーノの迫真の演技が見物。ただ内容は自業自得。
14. 悪人。まったく共感する部分がない悪人で、もうこういうタイプは .. >(続きを読む)
14. 悪人。まったく共感する部分がない悪人で、もうこういうタイプは金でしか人はついてこないだろう。そんな役をアルパチーノが怪演しており、本当にパチーノが嫌いになりそうになる。最終決戦はさすがにデパルマという感じで、安臭い仕上がりになりそうなところを、見事に演出し面白い映画に仕上がっている。
15. <ネタバレ>トニーの壮絶な人生をアルパチーノが怪演。人殺しで麻薬密売人の .. >(続きを読む)
15. <ネタバレ>トニーの壮絶な人生をアルパチーノが怪演。人殺しで麻薬密売人のトニーはまさに悪人。極悪なのです。でも何故だろう。彼の周りから一人また一人と身内が消えてゆく度に何だかとても悲しくなる。完全にこの極悪人に共感してしまっているのだ。やっている事は法にふれる犯罪なんだけど、イカれた程の巨大な野心を持ち、それに向かって決してブレずに突き進んでゆく姿に、そいつがとんでもない犯罪者なのにも関わらず不覚にも共感してしまうのである。女子供を犠牲にすることを拒否したエピソードがもし無くてもそれは一緒だったと思う。後に思えばトニーというイカれたチンピラが成り上がり、そして破滅していったという極自然なストーリーだが、それが一人の男の悲しい人生を描いた大作となり得たのは、脚本の良さもあるが、やはりアルパチーノの演技あってこそです。
16. <ネタバレ>前半の成り上がりの迫力はさすが。後半の孤独になっているところ .. >(続きを読む)
16. <ネタバレ>前半の成り上がりの迫力はさすが。後半の孤独になっているところは若干冗長な気がしないでもないが、こういった「大作」としてはありか。
次々と起きる出来事に飽きること無く一気に観てしまう分かりやすい映画。
17. 「もっと堂々としとけよ、ビクついたら心臓に悪いだろ?」トニー .. >(続きを読む)
17. 「もっと堂々としとけよ、ビクついたら心臓に悪いだろ?」トニーモンタナの凶暴な性格が現れています。(怖いよあんた) 最もキレイだった頃のミッシェル・ファイファーも見られるし、伝説のチェーンソーのシーンも凄いです。
転落人生のきっかけになった車での沈黙シーン、麻薬カルテルでのトニーの立ち振る舞い、壮絶なラストシーン、全てがギリギリのバランスで融合した凄い映画です。文句なしにバイオレンスの金字塔だと思いますが、70-80年代特有の古さが感じられて集中力が維持できずこの点数です。
18. <ネタバレ>アル・パチーノがすごい。ゴッドファーザーのボスの迫力と違う、 .. >(続きを読む)
18. <ネタバレ>アル・パチーノがすごい。ゴッドファーザーのボスの迫力と違う、下から上がっていくギャングの迫力。まさしくアル・パチーノならではの映画。やっぱり母親は誤魔化せない。
19. <ネタバレ>再見。ハワード・ホークスの傑作「スカーフェイス(暗黒街の顔 .. >(続きを読む)
19. <ネタバレ>再見。ハワード・ホークスの傑作「スカーフェイス(暗黒街の顔役)」のリメイク。
個人的に「アンタッチャブル」の方が密度と展開が速くて好きなのだが、本作は90分の高密度が3時間に引き延ばされて…いやブライアン・デ・パルマとオリバー・ストーンのヴァイオレンスと流血とセックスとF●ckの雨あられが叩き込まれ膨れ上がる。
ホークス版を飾ったポール・ムニのように、狂気を爆発させたジェームズ・キャグニーのように、死に全力疾走するハンフリー・ボガートのように本作のアル・パチーノは殺しの世界に染まり、野望のためにのし上がり破滅へと向かう。
女優にしてもホークス版がサイレント時代の名残りからかアイシャドウが濃すぎてちょっと不気味だったのに対し、コッチは女優レベルがハリウッド黄金期にまで回復した80年代。70年代のパルマだったらもっとエラの出た女優を使ったかも知れない。
カストロ議長、キューバの青い海、船、希望を求めてたどりつくアメリカ。
だらだらとした取り調べ、顔の疵(スカーフェイス)、手の刺青、人々が詰め込まれるバス、背景がスクリーン・プロセスなのもホークス版へのオマージュ故か。
高速道路の下に拡がるテント、殺しへの誘い。標的、収容所での暴動、騒動に乗じての暗殺、扉の向こうに待つ死。
悪友との下積み、憧れ、妬み、喧嘩腰で依頼を引き受けるやり取り、胸元の拳銃、マリファナ。エプロンを投げるのは仕事をやめることを告げるため。
かったるい会話は相手を油断させ銃を突きつけるチャンスを作るため、背後から近づく者、拳銃程度じゃビビらない、ビーチでナンパ、TVの中も大事件、こっちはチェーンソーで修羅場(あの「ファントム・オブ・パラダイス」でムチャクチャやってた男がバラバラにされる様子を映さない!)、血の雨、意地。
砕け散るガラスとともに飛び交う弾丸とブッ殺し合い、「ざまあ見ろ」。
ナイフが拳銃に、アロハシャツがスーツに代わっていく出世。
エレベーターから現れる美女、パーティー会場、兄弟や親子のような関係…それが簡単に壊れてしまうののがギャングの世界。
差別意識、葉巻、踊りながら口説き、友と語り合う「世界のすべて」を手に入れる野望。舌を出すナンパ講義大失敗、子供もドン引き、ドイツもコイツもマリファナ漬け、突然の接吻、不意打ちに弱い人々。
家族への挨拶、嘘、怒る理由、優しさ、一瞬滲み出る狂気。
電話、交渉人の交代、ヘリから吊り下ろす絞首刑、正直者、信用、ビジネス、疑心暗鬼、忠告、二人っきりで告白、妹への欲情・視線、警察とビジネスの先に映るもの、トイレ、平手打ち、ギスギスした関係・敵だらけ、机の下の獲物…を見せつけておいてそのタイミングで妹の話にするなよ気が散る。ことが終わって後でいいでしょうと。
銃撃戦と車の疾走…何だ追手が車で追いかけマシンガンの鉛玉ブチ込んだりとかはしないのか。
救援要請相手はパッキン巨乳と夜の戯れ中(ナイスおっぱい)。
電話、報復、見苦しい命乞い。
「暗黒街の顔役」がそうであったように、ビジネスとして殺しに打ち込む内はすべてが上手くいく。だが、マリファナと汚職にまみれた世界で仁義だの私情だの持ち出した時点で歯車が噛みあわなくなっていく。
増えていく札束と白い粉、幸せそうな結婚式を行う瞬間だけがキラキラと輝く。おっかない野生の虎は「獰猛な獣を手なずけてやったぞ」、伸し上がってやったぞという成り上がり根性の現れか。泡風呂に浸かってハングリーもクソもあるかw
恥さらしに仕掛ける罠、コンプレックス、欲情、車の追跡とこだわりが招く破滅、裏切り。
逆効果のサプライズ、嫉妬、力が抜け粉まみれの机に顔をうずめる。
監視カメラも見るやつがいなきゃガバガバ警備、侵入者たち、手際よく襲い掛かる報復の波、仕事人の一撃。特注のマシンガンでブッ殺しまくり叫びまくりプールにダイブして血の噴水!!
世界はあなたのもです。
殺し屋「お、おうそうだな」
ホークス&ベン・ヘクト「(゚Д゚)」
20. 最も好きな映画の一つです。アルパチーノ主演の映画の中でも一番 .. >(続きを読む)
20. 最も好きな映画の一つです。アルパチーノ主演の映画の中でも一番好きです。最高にイカしてます。肉食系男子のお手本!トニーモンタナ!最高!!
でも欲張りすぎるのはよくないっすね。いくら金を稼いでも不幸にしかなれない。