1.ストーリー自体は過去に何度も作られている父子関係の再構築ものであり、目新しさは何もない。しかし、よくできたユーモアをアメリカ人の大好きなアメフトに絡めながら上手に作ってあるコメディーだ。気軽に観ることのできる佳作である。冒頭で、ワイドオープンに関わらず無視されたレシーバーに最後の試合で決勝パスを送るなど、伏線の回収もソツがない。本作品でただ一人幸せになれなかった(思い通り行かなかった)代理人のオバサンが、些細なことにも金の渦巻くNFLを象徴していて滑稽さが際立っていて面白かった。好み35/50、演出11/15、脚本10/15、演技7/10、技術8/10、合計71/100→7/10点