4.ネタバレ 世界規模の核戦争危機が徐々に現実味を帯び始めた近未来。テレビでは、素人夫婦を何組か一部屋に閉じ込めてその様子を覗き見趣味的に観察するという低俗な番組が始まっていた。最初こそ低視聴率で出発した番組だったが、絶望的な現実から少しでも逃避しようとする人たちの心を次第に惹きつけてゆく。人類滅亡の危機が究極的に高まってゆく世界を尻目に、そんな閉ざされた部屋の中では相変わらず能天気な夫婦たちのやり取りが繰り広げられていくのだった。こういう作品って普通はその部屋の中の人々をクローズアップするものだけど、これはそれよりもその周りの世界でひたすら混乱へと追い込まれていく人々を対比的に描き出したところがなかなか斬新。それに徹底的に時間軸をばらばらにして、一見テキトーに再構築したように見せながら、実は綿密に考え抜かれて組み上げられているこの編集にもセンスを感じました。全く期待せずに観たせいか、何処の国の誰が創った映画なのか皆目分からない作品だけど、けっこう面白かったっす。めっけもん。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-15 10:42:41) |
3.ネタバレ 廃墟。ガスマスクをつけた人。キャッチコピーは「第三次世界大戦 人類滅亡 生き残った6人」。DVDジャケットの表だけでも盛大なネタバレですが、裏の説明は更に詳細です。時系列を示し丁寧に粗筋を説明しています。ですから、てっきり“ここから”の物語がメインと思いきや、まさか“ここまで”で終了とは。何故このような身も蓋もないプロモーションとなったのか。その答えは本編にありました。時間軸を弄り徐々に真相に迫る手法を取っておきながら、肝心の真相を隠そうとする意図が感じられないのです。唯一のサプライズは○○が生き残った事くらい。時間軸を駆使した意味があまり無いような。非常時に人気を博すバラエティ番組。この切り口は実に興味深かったのですが…残念。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-04-12 21:27:59) |
2.TV番組のプロデューサーが主役。番組の企画で、数組の夫婦を密室に完全隔離して放送したら大人気に。しかし外の世界では大戦争勃発中。その時、プロデューサーは、、、。なかなか考えさせられる展開は良い。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-02-01 11:08:03) |
1.これはめっけもんでした。なんか古くさい感じのする画面がまたいい味をだしていています。ぜひネタバレなしで見て欲しいので、これ以上何も書きたくないのですが、①原題は「The show must go on」です、②DVDジャケとはまるで違った映画です、とだけ言わせて欲しい。見てください。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-12 21:14:57) |