2. <ネタバレ>映画を撮るたびに何かとホメられるイーストウッド。そんなにオレ .. >(続きを読む)
2. <ネタバレ>映画を撮るたびに何かとホメられるイーストウッド。そんなにオレの事をホメるんなら、今回のコレはどうだっ。
と言う訳でもないんでしょうが(いや、わからんが)、さすがにちと、面食らいます。なぜ、こういう作品を、こういう風に作ったのか。謎です。
実際に起きた事件に取材した作品で、演じてるのも役者としては素人の本人。事件から間もなくと言ってよいタイミングで作られてて、ほとんど単なる思い付きと勢いで作っちゃったんじゃ?と思ってしまうけど、確かに、本人が演じるんなら、あまり事件から年月が経ってから製作する訳にもいかず、まあ、そういうもんかな、と。
で、本人が演じると何か良いことがあるのか?と思ってしまうけど、まあ、本人が演じてるんだから、ウソは無いんでしょ、きっと。←いや、これはあまりアテにならんけど、映画なんだから、どうだっていいことかも知れぬ。
それにしてもワカランのが、あのお馴染みの「This is not a drill. (これは訓練ではない)」という館内放送、結局、一種の誤報だったのか、それともやっぱり実は訓練だったのか。いや、それが一番どうでもいいことか。でも気になるなあ。
主人公たちの幼少期からが描かれて、どうやら少々変わり種のヒトたちみたいで、↑上記の騒ぎでも上官の指示を聞かずにスタンドプレーに走り、このまま何も危難に遭わなければ単なる困ったヒトでしかなかったかもしれないけれど、人生、色んなことが起こる訳で、この跳ねっ返り精神が英雄的行為へと繋がり、さらには大統領から表彰されたり、天下のイーストウッド映画に出演したり。
何なら、この「本人役で映画主演」までの物語を、映画にしてもよかったんじゃない?
何だかサラッと撮ってる感じで、うーむ、これもまたイーストウッド映画なのか、と戸惑いつつ、その一方、主人公たちが旅行先でオネーチャンをナンパ(?)して仲良くなっちゃうと、ちゃんとカメラがオネーチャンの表情を追いかけて美人に撮ってたりすると、ああこれはきっとエロ親父の指示による撮り方なんだろう、などとも想像したり。
だから何なんだ。いいけどさ。
で、いよいよ事件に遭遇、日常がここで一変する訳ですが、映画の前半に予告的にこの事件のくだりを挿入したのが、正解だったかどうか。変な既視感(いや実際に一度見せられてるんだけど)があって、いささか妙な印象を受けました。
もちろんここが作品のハイライトになるところ、見せ場。しかしあまりタメと言ったものが無いせいか、どこか淡々とした感じもあり、しかしこれが実際の事件、ということなのか。。。
不思議な映画、ですかねえ。これ。
3. <ネタバレ>予備知識なしで観たために、冒頭から延々と3人の若者たちの過去 .. >(続きを読む)
3. <ネタバレ>予備知識なしで観たために、冒頭から延々と3人の若者たちの過去や日常が語られて行く流れに多少なりとも戸惑いました。これって本当にサスペンス?この展開って必要?などと。
しかしながら観終わってみれば、この実在のヒーローが実は「普通の人」どころか「ちょっと困った人」だということにテーマがあるのだと感じました。
夢があれば努力を惜しんではいけない。積み上げたものは必ず生かされる。日頃の鍛錬や心構えがここぞという時の行動を決める。そんな、少々歯が浮いてしまう様な教訓的なものが込められていて、テロ事件は例示に過ぎないのだと思いました。
ただし、予備知識なしで観て良かったとも思います。初めからヒューマンドラマを期待して観ていたら、また別の違和感なりを感じてしまったかも知れません。
終盤になって「まさか本人出演?!」という多くの皆様同様の衝撃を受けました。テレビでありがちな「本人出演再現ビデオ」とは全く異なる作品。テレビの方は殆どが事件そのものを深く掘り下げるのに、本作はあくまでもヒーローの人となりにフォーカスして人の生き方を説いています。(蛇足ながらテレビの再現ビデオも否定はしませんことを申し添えます)
ご本人たちの自然な演技は監督の力量あるが故でしょうね。優れた指導者は一人ひとりの持てる資質を最大限に生かせるもの。恐れ入りました。
4. <ネタバレ>まさかの実際の人物たちを使っているとは。驚くと共に随分自然な .. >(続きを読む)
4. <ネタバレ>まさかの実際の人物たちを使っているとは。驚くと共に随分自然な演技で全然気づきませんでした。物語は終わってみれば数分の出来事でしたが、そこはクリントイーストウッド、飽きさせずに観させます。グラントリノや、ミリオンダラーベイビー、運び屋など、彼の映画は見ていて心地が良いのです、なんかいい映画だなぁっていう気持ちにさせてくれる映画です。他の監督の映画とどう違うのか言葉ではうまく説明できませんが、私は好きですね。
5. <ネタバレ>見たことのない役者だなと思っていたら、見た後に本人たちだった .. >(続きを読む)
5. <ネタバレ>見たことのない役者だなと思っていたら、見た後に本人たちだったと知って驚き。こういう柔軟な発想をできるところがすごい。まったく違和感なく自然に演技していたように見えたのですが、では役者という職業とは何なのかと思わざるを得ません。案外誰でもできるものなのか、だとすれば売れる・売れないの境界線はどこにあるのか、などと考えてしまいました。
しかしそれはそれとして、作品としては今ひとつ。もちろん他者にはできない立派な行動であることは間違いないのですが、それまでのエピソードがどれも冗長かつ断片的かつ表面的で、それぞれ面白くありません。むしろ本人たちを出演させたため、健全にしか描けなかったのか。結局、単に称えるだけで終わっている感じです。ほんの数分で片付いた事件を映画の尺に引き伸ばすのは、そもそも無理があったような。
6. <ネタバレ>3人の生い立ちを描くことで、人が何者であるかは、その人がその .. >(続きを読む)
6. <ネタバレ>3人の生い立ちを描くことで、人が何者であるかは、その人がその時にどういう行動を取ったかで決まる、ということを伝えたかったんだろうね。
そりゃ、銃を構えてる奴に突進するなんてできないよ。
爆弾持ってるかもしれないし。
塩狩峠、思い出したなあ。
咄嗟に体が動くかどうか、人間性を超える何かがあるような気がするなあ。
でも、野暮だけど映画としては少し退屈。
ジュディ・グリアーが好きだからそこに加点。
7. <ネタバレ>イーストウッドお得意のノンフィクション。
勇敢ですね、恵ま .. >(続きを読む)
7. <ネタバレ>イーストウッドお得意のノンフィクション。
勇敢ですね、恵まれた過去がなかろうと突如襲い掛かる事件に立ち向かう若者3人。
当然フランスの表彰モノです。
あれ?4人のヒーロー?あと一人誰だ?
見返してわかったスペンサーの隣の救助おじさん。
8. イーストウッド作品の表現してきた、「誇り」「強さ」「尊厳」な .. >(続きを読む)
8. イーストウッド作品の表現してきた、「誇り」「強さ」「尊厳」などといった明確なテーマでなく、
事実をこれ以上なく、魅力的に浮かび上がらせた作品。
それはまるで、人生を視力4.0 で見つめ直すような、
3人の過去、旅の道中、事件に至るまで、
楽しさ、苦しさ、仲の良さが身体の隅々まで染み渡る。
大切なこと、それは今を行動すること。
生きるために生きる、そんな感想です。
9. <ネタバレ>パリの列車テロを防いだ米国人の実話と知って観ても(わたしは知 .. >(続きを読む)
9. <ネタバレ>パリの列車テロを防いだ米国人の実話と知って観ても(わたしは知らずに観たので尚のこと)、あまり面白くはないですね。事件そのものについては当時大いに感嘆し3人のアメリカ人に興味も抱きましたけど、映画にするとなると2時間弱の長尺、事件そのものは数十分の出来事であるし、どうしたって個人の「それまでの人生」を描かなきゃならない。
だけど一個人の人生なんてそんな見どころいっぱいなわけないですもん。さしものイーストウッドも描くこと無くてヨーロッパ観光シーンが長くなっちゃってる。知らない人たちの生い立ちと観光旅行に付き合わされてやや辟易しました。
3人が本人というのもサプライズ企画ではあるけど、よく考えてみれば裏目だったかも。プロの俳優ってやっぱり引きのオーラがあるんですよ。同監督の実話ものを見ても、トム・ハンクスやブラッドリー・クーパー、ポール・ウォルター・ハウザーなどは演じた役の人間性をこちらに伝えてくる力があるのです。ある意味本人が動くのよりも。
今作を観てて終盤に「これってあの事件の実話かな」と気づくまで彼ら3人に特に興味を覚えず退屈したのは、脚本のせいだけではないのかも。
10. <ネタバレ>欧米では一大ニュースだったんでしょうね。
目玉は本人たちに .. >(続きを読む)
10. <ネタバレ>欧米では一大ニュースだったんでしょうね。
目玉は本人たちによる5分間の再現ビデオ。
それ以外は…う~ん。
90分で終わってくれたのが救いです。
ところでクリント・イーストウッドが監督とのことですが、彼はどういう仕事をしたのでしょうね。
ローマでのロケや列車内の撮影に本当に携わっていたのでしょうか?
90歳のご老体で、あの現場に立っていたとは私には思えません。
11. 駄作だといは思わないが、大きな気持ちの変化は起こらなかった。 .. >(続きを読む)
11. 駄作だといは思わないが、大きな気持ちの変化は起こらなかった。考えてみれば、結末はわかっているわけだし。
時間的に短い作品だというのもわかる気がする。そもそも、列車の中以外は日常そのものなのだから。
12. <ネタバレ>世の中のほとんどの人は映画の中のヒーローのような人生を送って .. >(続きを読む)
12. <ネタバレ>世の中のほとんどの人は映画の中のヒーローのような人生を送っていないってことを淡々と描いた作品です。そして、望むか望まないかに関わらず、ある日突然ヒーローになることもあるってことですね。ヨーロッパ旅行楽しそうで何よりです。
13. 何という豪胆で巧い「映画的話法」だろうか。
キャスティング .. >(続きを読む)[良:2票]
13. 何という豪胆で巧い「映画的話法」だろうか。
キャスティングにおける「特異性」は当然認識した上で鑑賞していたが、現実のフランス大統領本人から勲章を授与されるラストシーンを観ながら、思わず「うまく合成してんなー」と思ってしまった。
「あ、いやいや本人だ」と一寸遅れて思い直すくらいに、主人公らを演じたこの事件の“当事者”たちの演技には違和感がなかった。
2015年、実際にヨーロッパの高速鉄道タリス内で発生した銃乱射事件を描くにあたり、その現場に遭遇し、事件に立ち向かったアメリカ人の若者3人をはじめとする当事者(無論演技素人)たちを主演に起用するというあまりに常軌を逸した映画企画を立案し、成立させ、きっちりと良作を生み出してしまうクリント・イーストウッドという“映画人”は、本当に本当に映画に愛されているなと思う。
イーストウッド監督は、「アメリカン・スナイパー」、「ハドソン川の奇蹟」、そして本作と、この数年特に現実世界の中で実際に起こった社会的事件を精力的に映画化している。
題材の種類自体はバラバラだけれど、その根幹にある性質と、描き出そうとするテーマ性には揺るがないものを感じる。
それは即ち、現代社会における「アメリカ人」の在り方を問うということに尽きる。
それぞれの映画の主人公たちは、みな一つの「正義」や「信念」を背負って生きている。
ただし、彼らは一様に惑いと脆さを孕み、あらゆるしがらみや重圧に耐えながら苦闘する。
そこには、様々な側面でアンビバレントな理想と現実を抱える現代のアメリカ社会の中で生まれ、生きるアメリカ人の生き辛さのようなものが如実に映し出されているように感じる。
それはまさに、クリント・イーストウッド自身が今現在何よりも強く感じている、自国に対する憤りと悲しみなのだろう。
だからこそ、この御年89歳(2019年8月現在)の巨匠は、実際の事件発生から間髪を入れず、アメリカという国と、アメリカ人の「今現在」を映画として描き出すことに情熱を注ぎ続けているのだと思える。
そして、アメリカ映画史を代表するスター俳優でもあるクリント・イーストウッドは、観客に対して「娯楽」と「希望」を提示することを忘れない。
息が詰まりそうな世の中(アメリカ)だけれど、それでもこの国の人々は、何時だって誰だって“英雄(ヒーロー)”になれるんだ。ということを映画の主人公たちを通してひたすらに伝え続ける。
本作の主人公に演技経験がまるでない「素人(ただのアメリカ人)」を起用したのは、まさにそのメッセージの具現化に他ならない。[良:2票]
14. <ネタバレ>良作。
クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。
.. >(続きを読む)[良:1票]
14. <ネタバレ>良作。
クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。
テロを阻止するクライマックスに至るまでの描写が淡々とし過ぎているかの様に思えるが、
本作を鑑賞する人は皆、これから彼らに何が起こるかを知っている訳で、
それが故に各シーンに巧みに散りばめられた伏線が最後に最大限の効果を発揮するのだと思う。
(落ちこぼれだった事、身体を鍛えた事、色々と努力した事、信仰が主人公の価値観に大きく影響を与えた事 等々)
本作最大の複線は、今更説明不要だが主人公含め主要登場人物を本人が演じている事だろう。
私は事前に予備知識として知っていたが、皆中々の演技をしていたと思うし、
フランス大統領から叙勲されるシーンや故郷でのパレードのシーンは、逆に本人が演じている事を
知っているが故に感動が増した様に思う。
本人を使うのは大英断だと思うし、彼らを被写体として最大限活用した監督の手腕にも脱帽する。
劇場で観るべき作品だった。[良:1票]
15. <ネタバレ>実話を本人たちが演じていると知らずに見たので驚いた。
演技 .. >(続きを読む)
15. <ネタバレ>実話を本人たちが演じていると知らずに見たので驚いた。
演技もそんなド素人には見えなかったので。
イーストウッド監督も思い切ったことをするもんだ。
面白い試みだったが、映画は実話ものにありがちな、ストーリーの芯から外れた散漫な部分、そこはいらないでしょ?ってところがある。
それがあるからリアルさが増すということでこだわりがあったんだろうけど、その部分は見ててちょっと退屈。
17. 監督、アメリカンヒーロー万歳ですね。本人たちもクリントイース .. >(続きを読む)
17. 監督、アメリカンヒーロー万歳ですね。本人たちもクリントイーストウッド氏だから断れないでしょうね、もう一回旅行に行けるのもあるし(笑)偶然と必然、あるんでしょうか。それにしてもすごい若者たちです。
18. <ネタバレ>実際に起こった列車内でのテロ未遂事件。偶然その場に居合わせ、 .. >(続きを読む)
18. <ネタバレ>実際に起こった列車内でのテロ未遂事件。偶然その場に居合わせ、一瞬の判断で車内での大量虐殺を未然に防ぐことに成功した三人の若者たち。彼らの物語を実際の本人たちが演じるという一風変わった手法で描いた、イーストウッド監督の実話ドラマ。テーマ性も映像も名匠らしく手堅く纏められてはいるが、過去の彼の作品と比べると少々物足りない印象。もう少し心に響く何かが欲しかった。
19. やはり素人は素人。ストーリーも、起伏が欠けており、満足感は低 .. >(続きを読む)
19. やはり素人は素人。ストーリーも、起伏が欠けており、満足感は低い。イーストウッドの新しい挑戦は買うが、うまくいかなかったと思う。
20. 登場人物が、すべて本人だなんて..クリント・イーストウッド監 .. >(続きを読む)
20. 登場人物が、すべて本人だなんて..クリント・イーストウッド監督も 大胆だね~ まぁ~映画として、ちゃんと成立しているので、ある意味すごい! 物語は、実話もので、シンプルで 淡々と進む 地味~な展開..上手く創っている方かな~ 良作ではあるので 8点 献上...