1. 第40回モントリオール世界映画祭 ワールドコンペティション部 .. >(続きを読む)
1. 第40回モントリオール世界映画祭 ワールドコンペティション部門 最優秀芸術賞 ディレクターズ・フォートナイト・コルカタ 映画祭 国際長編映画部門 金の女神賞 (グランプリ)ってなんなんですかね。脚本も音楽もストーリーも殺陣も全部アホです。まれに見るひどさです。「年に一度あるかないかのはずれ映画。いろんな人に警告したい映画。ある意味貴重」に該当しますが、「面白無さ過ぎて大笑いしそうな映画。」には該当しないので2点。
2. <ネタバレ>高い製鉄技術を持つ主人公の村に織田軍より鉄砲の作成依頼が来る .. >(続きを読む)
2. <ネタバレ>高い製鉄技術を持つ主人公の村に織田軍より鉄砲の作成依頼が来るが
これを断ったため村は織田軍に狙われることとなる。
自衛の為主人公は侍を志すも戦が怖くて村に舞い戻る。
結局主人公は村を守るため外部の人間を招き入れるも
彼らが村の乗っ取りを計っていた事が判明。
村を取り返すべく立ち上がる主人公といった話。
終始ダメダメな主人公にイライラさせられる。
悪役もステレオタイプで何のひねりもなく予想通りに話が展開する。
近年まれに見るひどいシナリオ。
3. <ネタバレ>公開中はかなりの悪評だったようだがなるべく素直に見るようにし .. >(続きを読む)
3. <ネタバレ>公開中はかなりの悪評だったようだがなるべく素直に見るようにした。DVDで見たので編集後のバージョンと思われる。
大まかにいうと、まずは奥出雲で製鉄の技が受け継がれてきたことを紹介し、さらに時代を戦国期に設定することで、「侍」に関する思いをそこに込めたという感じに取れる。しかし結果的には褒める気にならない映画だったので、その理由をなるべく手短に書いておく。
(1)全体構成の問題として、製鉄の伝統が途絶えそうになる危機が発生するわけでもなく、主人公のせいで一時的に混乱しただけで、事件前後で村は何も変わらなかったように見える。それはそれで変わらないこと自体の表現かも知れないが、しかし主人公の人格形成という面でも、結果的に父親や先代と同じ認識に至っただけで、あの頃おれは馬鹿だった、という物語にしかなっていない。あってもなくても同じだった(と観客の立場で思う)出来事を映画にしても、ドラマとしては弱い気がする。
(2)物語の展開に納得できない。主人公に関していえば、若者の純粋な思いと愚行と挫折、といったことが自然に受け取れず、一体この男は何をやっているのか???という疑問の方が先に立つ。また近江商人がわざわざ奥出雲まで出張って来て姑息な手段で村の支配を目論んでいたようだが、普通に考えれば劇中の発言通り「(織田が)攻め込んで来るはずがなかろう」で終わりであり、これで騙される筋書き自体が不自然である。
(3)「侍」ということに関しては、戦国時代なのに観念論のような武士の心構えなど語られても現実味がなく、またそれで結局何がいいたかったのかも不明である。劇中の村の状況を見ると、一定の制約のもとで自衛力を保持するが戦争はしない、という戦後日本の状況を容認しているとも取れるが、しかし主人公が広い天下の情勢を見てからの企てが失敗したことからすれば、あえて視野を狭めて外は見ないで武器は嫌いだ戦さは嫌だと閉じこもるのが理想だというようでもある。そういういわば社会的メッセージのようなものがありそうでいて、実際あるのかないのか不明瞭なので非常に気持ち悪い状態だった。
なお出演者に関しては、ダンスグループのメンバーには当然関心がないが、石井杏奈という人は顔を見ていると和むので好きだ。今回はダンスでもなく舞いの場面をわざわざ入れていたようである。ほか田畑智子さんも嫌いでないが、今回は何だかよくわからない役で残念だった。
4. EXILEを前面に出したエンターテイメントなのか、あまり目に .. >(続きを読む)
4. EXILEを前面に出したエンターテイメントなのか、あまり目にすることがない「たたら製鉄」を支えた市井の人を描くのか、どっちかはっきりとした方が良かったのでは?
すごく中途半端になっており、面白さが伝わらない。