ダンサー・イン・ザ・ダーク 2000年 [デンマーク,英,独,米,オランダ]のちゃいさんのクチコミ・感想

究極の母親の愛情に悲しすぎて涙も出なかった。ミュージカルシーンは観づらいものがあったが、最期のシーンでは満足感と希望を歌に乗せてセルマが楽になれたからよかったと思う。ストーリー的にはわかりやすくてシンプルなのに、ビョークの全身を纏うような感情表現とそれによる存在感に心を動かされ胸が苦しくなった。「息子の眼の手術ができれば他は何も望まない」というような法廷でのセルマがとても切なかった。